【今週の一枚】
なんだかとても異質な感覚を覚えてしまった。
倫敦を拠点に活動するfeeoことTheodora Lairdによるデビュー・アルバム。
Nic Taskerが主宰するAD 93レーベルからリリースされた。
往年のサッド・コアやPortisheadに代表されるトリップ・ホップの系譜に連なるようにも感じられつつも、どこか逸脱しているように思えてならない。
フィールド・レコーディングや環境音を取り入れたダーク・アンビエント、ドローン・ノイズを駆使したサウンドは不穏な空気に纏われつつも、どこか癒しをも醸し出しつつ、宗教音楽をも連想させる。
全てのソング・ライティング、プロデュース、ミキシングそしてアートワークを自身が手掛け、マスタリングはNoel Summervilleが担当。
彼女の父は英国人俳優Trevor Lairdで、オープニング・トラックの「Days pt.1」と終盤の「Days pt.2」で実に深みのあるポエトリー・リーディングを披露している。
3曲目の「Requiem」は今作のハイライトと言える楽曲と言えるのではなかろうか。
ロレイン・ジェイムスとのコラボレーションを始め、活況を呈するロンドンのシーンにおいて存在感を放つ彼女の今後の躍進に注目したいトコロだ。


