【今週の一枚】
Charli XCX - Music, Fashion, Film [Atlantic 2026]
このアートワークには驚かされた。
John CaleとMarc Jacobs、Martin Scorseseという音楽界、ファッション界、映画界のそれぞれ巨匠というべき存在の3人が不敵な表情で写真に捉えられている。
チャーリーXCXの8thアルバム。
今年は映画「Wuthering Heights」のサウンドトラック盤もリリースしており、UKアルバム・チャートで初登場チャート1位を獲得、今回のアルバムと併せ、一年の間に2枚のチャート・トップ作品をリリースするという離れ業を演じている。
これは英国人女性アーティストとしては初の快挙だそうだ。
2024年の「Brat」ではハイパー・ポップ界の寵児として絶賛を浴びた彼女、今作ではノイジーなギターサウンドを大胆に取り入れ、ロック・ミュージック的なアプローチにシフト・チェンジしてきた。
しかしながら作品一枚を通じての印象はこれも紛れもなくチャーリーそのものだなあというものだった。
彼女ほど突出した個性だと音楽的な方向性が少々変わったくらいでは、そのアイデンティティは微塵も揺るがないと痛感させられた。
レコーディングはパリのRue Boyer Studiosで行われ、プロデュースは長年のコラボレーターA. G. CookとFinn Keaneが手掛けた。
アルバムのラストを飾る「No One Lasts Forever」ではDavid Cronenbergのポエトリー・リーディングがフィーチャーされている。














