【今週の一枚】
Kristin Hersh - Sugar on Blackstone [FIRE 2026]
Throwing Muses、50 Foot Waveのフロントウーマンとしても知られるKristin Hershによる(おそらく)13枚目のソロ・アルバム。
1966年生まれで今年還暦を迎える彼女、バンドの結成は1981年に遡るというのだから、そのキャリアは45年もの長きにわたる。
Throwing Musesがセルフ・タイトルのデビュー作を1986年に4ADレーベルからリリースしたのは英米インディー・ミュージックの歴史においてもエポック・メイキングな事実であるのは疑う余地のないところと言えるだろう。
個人的には1991年のMusesの4th「The Real Ramona」に衝撃を受けたのがきっかけだが。その後こんなにも長く彼女の音楽に接することになるとは当時は想像だにしなかった。
近年では2018年の「Possible Dust Clouds 」に大いに感銘を受け、その年の私的ベスト・アルバム10枚に挙げた。
50FOOTWAVEのドラマーRob Ahlersと、Throwing MusesのチェリストPete Harveyを迎え、
StableTable Sound Studiosで制作が進められたという今作、今もって全く衰え知らずのエネルギッシュで瑞々しいサウンドが全面に展開されている。
光と影の部分を併せ持つ彼女の音楽性だが、今回の作品でもその陰影の対比を大いに堪能出来る。
現在彼女はThrowing Musesの次回の作品の準備を進めており、同時にイギリスとアイルランド、オーストラリア、ニュージーランドのツアーも敢行中というのだからそのバイタリティは常人離れしているとしか言いようが無い。














