【今週の一枚】
Tinashe - Popstar [Atlantic 2026]
ケンタッキー州生まれ、カリフォルニア州パサデナ育ちのシンガーTinashe、8枚目のスタジオ・アルバム。
2019年にRCA Recordsを離脱して以降、インディペンデントのフィールドで活動してきた彼女、今作も自身のレーベルTinashe Music、Nice Life Recording Companyそして Atlantic Recordsからのリリースとなっている。
彼女の同世代のハイパー・ポップのスターCharli XCXやPinkPantheressが今作の内容を絶賛しており、主要音楽メディアが揃って高く評価、UK R&B Albumチャートでは堂々の1位を獲得している。
幾つかの楽曲ではゲスト・コーラスを迎えつつ、基本的に全て彼女自身がメイン・ボーカルとして歌い上げており、自信に満ち溢れた魅力的な歌唱を存分に堪能できる仕上がりとなっている。
今作にはプロデューサーとしてArca、Machinedrumをはじめとした錚々たる面々が多数参加、作品のクオリティに大いに貢献しているように感じられた。
リード・シングル「Too Easy」を始め「Crash Out」「Melatonin」「Pillow Fight」「I'd Rather Be Alone」がシングル・カットされているが、なかでも「Melatonin」は屈指の名曲だと思う。
R&B、ドラムンベース、ジャズ、ハイパーポップと様々な要素を取り込んだ彼女の音楽だが、それらを絶妙なバランスで混交させつつ、自身のオリジナリティに昇華している手腕は実に見事としか言いようが無い。














