【今週の一枚】
Kevin Atwater - Achilles [Mutual Friends 2025]
シカゴ出身で現在はNYを拠点に活動するSSW、Kevin Atwaterによるデビュー・アルバム。
アコースティック・ギターのフィンガー・ピッキングのサウンドを主体に流麗なストリングスが施されたり、往年のエモのバンドの数々を彷彿させるようなラウドなバンド・サウンドを展開している様は強烈な印象を残してくれる。
Queerとしてのアイデンティティを包み隠さず、リリックにも反映させた歌の数々は繊細かつ内省的で、癒しを感じさせてくれる。
Nick DrakeやJoni Mitchellへの憧憬を公言しAdrianne LankerやSufjan Stevensといったアーティストに強いシンパシーを感じるという彼だが、今年16年ぶりの来日公演を果たすKings of Convenienceなんかにも通ずる音楽性だと思える。
冒頭の「Threat」からして美しいとしか言いようがないが、続く「Jamie's Daydreams」の疾走感も格別だ。
「Origami Roses」もシンプルながらなんとも味わい深い楽曲となっており、ラストを飾るタイトルトラック「Achilles」のダイナミズムは感動的ですらある。
今作のプロデューサーはHazel Eyesが務め、全てのソング・ライティングをKevin自身がを手掛けた模様。














