【今週の一枚】
Gustav Kemps - Lonesome For A Storm [Motion Ward 2026]
今年Cancer House の「The Moth」で注目を集めたLAのMotion Wardレーベルより、これまた異才とよぶべきアーティストの作品が発表された。
ベルリンのYorck StreetやFelicity J Lord等とのコラボレーションでも知られるGustav Kempsが初めて自らのソロ・アルバムをリリース。
これが極上の幽玄アンビエント・フォークに仕上がっている。
装飾を極限まで削ぎ落したアレンジはアコースティック・ギターの音色が主体となっており、電子音のエフェクトやフィールド・サンプリングのサウンドが非常に効果的に用いられている。
全てのインストゥルメンツの演奏はGustav自身によってなされ、3曲目の「Fog」とラスト・トラックの「Afterglow」でLily Beltaneによる美麗極まりない歌声が披露されているが歌唱というよりは楽器のひとつとしてのコーラス・ワークという印象が強い。
マスタリングはIke Zwanikkenによって為され、アートワークはJustus de Rodeの撮影した素材をもとにNathan Collisがデザインを担当した模様。
異形のミニマリズム・サウンド、存分に浸りたい。


