2015年5月14日木曜日

姉妹都市



【今日の一枚】



Hop Along – Painted Shut [Saddle Creek 2015]

Saddle Creekといえば2010年リリースのLand of Talkというカナダのバンドの2ndアルバム「Cloak and Cipher」には特別思い入れがありまして、現在バンドが活動休止状態であるのをとても残念に思っておるワケなんですが、その不在を補ってくれるかのような作品が。
元々Frances Quinlan嬢のソロ・プロジェクトとして活動をスタートしたというフィラデルフィア出身のHop Along、今作が3rdアルバムにあたる模様。
ハスキー・キュートなFrancesの性質がフォーキッシュ・エモ・サウンドにハマりまくってるワケでありますが、楽曲単位ではオープニングの「The Knock」とラストの「Sister Cities」が突出している印象。
Kurt Vile、Sonic Youthなどの仕事で名高いJohn Agnelloがプロデューサーとして名を連ねている。

2015年5月9日土曜日

輪廻転生



【今日の一枚】



Ryley Walker - Primrose Green [Dead Oceans 2015]

若き天才アメリカン・プリミティブ・ギタリスト。
アパラチアン・ミュージックの現代流解釈、という意味ではギリアン・ウェルチが登場してきたトキにも大きな衝撃を受けたものだけど、それに勝るとも劣らぬインパクト。
Bert Janschに代表されるブリティッシュ・フォークの影響も感じさせられるし、アルバムの随所にどこかジャジーなテイストを醸し出しているのも心憎いばかり。

2015年5月1日金曜日

微塵も



【今日の一枚】



Rocky Votolato - Hospital Handshake [No Sleep Records 2015]

元Waxwingのフロントマンによるソロ8枚目。
変化に驚かされるような事は無いものの、彼の音楽にガッカリされた事も一度もない、安定度抜群なフォーキッシュ・エモ。
前作リリース後に精神的に追い詰められて引退すら考えた時期があったそうだけれど、そんな経緯を微塵も感じさせない仕上がり。
折しも新譜を発表たばかりのDeath Cab For Cutieを脱退したChris Wallaがプロデュースに携わっている模様。

2015年4月28日火曜日

豪華絢爛



【今日の一枚】



Madeon - Adventure [Columbia 2015]

このうえなくアッパーなエレクトロ・ポップの奔流、怒涛の電子音。
まだ少年の面影を残す弱冠ハタチのMedeonことHugo Pierre Leclercq君のデビュー作。
Foster The PeopleのMark Foster、Passion Pit、BastilleのDan Smithを初めとして正に豪華絢爛なゲスト陣がバックアップ。
45歳にもなって、こういう音楽にここまで心踊らされるとは思いもしなかった事よ(感嘆)。
この動画なんぞも何遍観返しても胸が熱くなりまする。
もしこれから聴いてみようという方には過去のシングルも収録したデラックス盤がオススメ。






2015年4月20日月曜日

自画像



【今日の一枚】



This Is The Kit - Bashed Out [Brassland Records 2015]

英国人フィメイルSSW、Kate Stables率いるプロジェクト、This Is The Kitの5年振りの3rdアルバム。
現在はフランスを拠点に活動しているという彼女、デビュー当時はアニエス・ベーがお気に入りに挙げていたり、2006年にSuday Bestレーベルからリリースされた二枚組英米フォーク・コンピレーション『FOLK OFF!』にVashti BunyanやTunngと並んでブリティッシュ・フォークの注目アーティストのひとりとして紹介されたりもしていたのだとか。
今作はThe NationalのAaron Dessnerがプロデュースを手掛けた事でも話題を呼んでいるようだけど、何の変哲もないフォーク・ロックのようでいて、曲が良いとか声が素敵、とかいうのとは別の次元の、なんだか表現し難い魅力を感じてしまう。
手描きのセルフ・ポートレート風のアートワークもイイなあ。

2015年4月13日月曜日

悟り



【今日の一枚】



Satori - In Between Worlds [Under Your Skin 2015]

オランダのプロデューサー、SatoriことDjordje Petrovicによるデビュー・アルバム。
今年の2月に友人や家族、ファンを集めて開催されたというアルバム・プレゼンテーション・ショウの動画(↓)が見事にその世界観を映し出している。
きわめて官能的でメランコリックでカオティックなエレクトロ・サウンド。
キュビズムを連想させるアートワークも印象的。

2015年4月6日月曜日

あな愛しき



【今日の一枚】



Sufjan Stevens - Carrie and Lowell [Asthmatic Kitty 2015]

皆さんそうだったのかも知れませんが、ワタクシはこのヒトがいつかまたこういう作品を作ってくれんかなあ、と待ち望んでおりました。
ホント、そういう意味では全く文句無しの仕上がり。
やっぱりこのヒトはこういうしみじみ歌の力を噛みしめられる、シンプル&オーガニックなサウンドが似合うよなあ。
珠玉の楽曲のなかでも特に「John My Beloved」にはそれこそハートを鷲掴みにされましたです。