2012年12月26日水曜日

Selection 2012




01.Everybody's Heart's Breaking Now - Lavender Diamond [Incorruptible Heart]
02.Hype Is The Enemy - Abandoned Pools [Sublime Currency]
03.Chromatic - The Lighthouse and The Whaler [This Is an Adventure]
04.Arrow of My Ways - Rosie & Me [Arrow Of My Ways]
05.Surrender - Ball Park Music [Museum]
06.Already Gone - Jenny Owen Youngs [An Unwavering Band Of Light]
07.Canals of Amsterdam - Courtney Marie Andrews [No One's Slate is Clean]
08.Noah - Hanne Hukkelberg [Featherbrain]
09.All You Need - Brother Sun, Sister Moon [Brother Sun, Sister Moon]
10.Peacemaker - Jesca Hoop [The House That Jack Built]
11.Nothing is the News - Damien Jurado [Maraqopa]
12.Two Men In Love - The Irrepressibles [Nude]
13.Bones Bones, Love - The Little Hands of Asphalt [Floors]
14.Tiger Lily Hill - Amanda Rogers [Hope From The Forgotten Woods]
15.Grandloves - Purity Ring [Shrines]
16.Winter Fields - Bat For Lashes [The Haunted Man]
17.Skin - Grimes [Visions]
18.Bird on a Leash - Horse Feathers [Cynic's New Year]
19.Hum - Wintersleep [Hello Hum]
20.Great Round Burn - Kaki King [Glow]

Best Albums 2012



The Tallest Man On Earth - There's No Leaving Now [Dead Oceans]
Anthony Green - Beautiful Things [Photo Finish]
Purity Ring - Shrines [4AD]
Dakota Suite - An Almost Silent Life [Glitterhouse]
Andrew Bird - Break It Yourself [Bella Union]
The Irrepressibles - Nude [Of Naked Design Recordings]
Kaki King - Glow [Velour Recordings]
Courtney Marie Andrews - No One's Slate is Clean [Courtney Marie Andrews]
Troy Von Balthazar - ...is With the Demon [This is the New Black]
Abandoned Pools - Sublime Currency [Tooth & Nail Records]

2012年12月25日火曜日

超越



【今日の一枚】



The Mountain Goats - Transcendental Youth [Merge 2012]

これまた凄まじいアートワーク。
4ADから出してた「Tallahassee」や「We Shall All Be Healed」の頃が懐かしいのう。
ホーン・アレンジの大胆な導入、なんて紹介をされていますが、想像通りというか何というか、見事なまでにいつものJohn Darnielle節が展開されとります。
まあそれくらい個性が確立されてると言えるんでしょうな。

2012年12月20日木曜日

不易流行



【今日の一枚】



Grimes - Visions [4AD 2012]

Purity RingにしてもこのGrimesにしても、モントリオールって今アツいんですかね。
奇しくも同じ4ADからのリリースですが、このアートワークがあのレーベルの作品でそのまま採用される事実に時代を感じさせられます。
Claire Boucher嬢自身のキュートなルックスもあるんでしょうが、アンダーグラウンド・ハードコア・シーンの出自でありつつ徹底してポップネスを追及している姿勢が注目を集めている理由なんでしょうな。
耳馴染みの良いアッパーなエレポ・チューンが並ぶなか、憂いを帯びた「Skin」のようなトラックに心奪われました。

2012年12月13日木曜日

Tropical?



【今日の一枚】



Troy Von Balthazar - ...is With the Demon [This is the New Black 2012]

ハワイでうまれてLAのバンドのフロントマンで欧州で評価が高い孤高のSSWの3rdアルバム。
前作『How to live on Nothing』にも深く感銘を受けたけれど、今作も期待を裏切らないクオリティ。
Sparklehorseが引き合いに出されたりもしているらしく、ユルくてどこかザラついた感触のサウンドと朴訥なスタイルのヴォーカルで紡がれる歌の数々からは確かにMark Linkousが醸し出していたムードと近しいものを感じる。

2012年12月6日木曜日

Deep & Rich



【今日の一枚】



Dakota Suite - An Almost Silent Life [Glitterhouse 2012]

課外活動的な作品が続いていたDakota Suite、久々に原点回帰のウタモノ・アルバム。
静謐で内省的なサウンドのなかに垣間見える微かな希望。
深く、豊潤な音空間を堪能出来る作品。

2012年11月27日火曜日

ガチ



【今日の一枚】



The Irrepressibles - Nude [Of Naked Design Recordings 2012]

破格の歌唱力を誇る奇才Jamie McDermottを中心とした10人組変態楽団のセカンド。
一歩間違えると只のキワモノ扱いなんでしょうけど、内容が伴っているだけに中毒性高し。
洗練されたサウンド・プロダクションと圧巻のクオリティを誇る楽曲の数々に彩られた、倒錯のヨーロピアン・デカダンスの音世界。

2012年11月21日水曜日

Campfire



【今日の一枚】



The Lighthouse and The Whaler - This Is an Adventure [The Lighthouse and The Whaler 2012]

Ohio州Clevelandといえばゴルフのメーカーを連想してしまいますが、こんな活きの良いインディー・ロック・バンドも居るんですな。
まだ粗削りなトコロもありますけれど、オリジナリティ溢れるバンド・サウンドの醍醐味を味わえる作品。

2012年11月15日木曜日

☆☆☆



【今日の一枚】



Dylan Mondegreen - Dylan Mondegreen [Shelflife Records 2012]

2007年の1stもそうだったけど、このヒトって毎回アートワークが秀逸!
音のほうもキラキラ度が増幅してますねー。


2012年11月12日月曜日

耽美派なボク



【今日の一枚】



Maximilian Hecker - Mirage of Bliss [Blue Soldier Records 2012]

伯林のナルシスト王子、これまでにも増してロマンティック&メロウな七枚目。
Youthプロデュースですかー。

2012年11月7日水曜日

Dry



【今日の一枚】




Beth Orton - Sugaring Season [ANTI 2012]


Marc RibotSam Amidonがゲスト参加ということで相変わらずのモテっぷり。
若い頃から渋めの音を志向してきた彼女ですけど、年齢を重ねる毎に音の深みがましてきている印象。
空気の乾いた季節にぴったりの音楽。


2012年11月1日木曜日

目白押し



【今日の一枚】



Ball Park Music - Museum [Stop Start 2012]

Gotyeを筆頭としてKimbraThe Naked and Famousと豪州~NZシーンでも素晴らしいアーティストが目白押しな昨今でありますが、このBall Park Musicもその名を連ねるに値するのでは。
パワーポップの数々の先達の影響を感じさせつつ、安定感抜群の演奏力に支えられて繰り広げられるサウンドは実に完成度が高く、今後の活躍が期待出来そうです。
あ、Firekitesもそろそろ新作出して欲しい!

2012年10月26日金曜日

Natasha



【今日の一枚】



Bat For Lashes - The Haunted Man [Parlophone 2012]


このヒトって声域も狭いし、所謂「巧い」ヴォーカリストとかではないけど、スケールの大きさというか貫禄みたいなのを感じさせてくれるアーティストで、この3rdアルバムでもそういう印象を深めましたです。
それにしてもこのジャケット…。


2012年10月22日月曜日

オスロの哀愁




【今日の一枚】




The Little Hands of Asphalt - Floors [Spoon Train Audio 2012]

ノルウェーのオスロをベースに活動するMonzanoなるバンドのフロントマン、Sjur Lyseidのソロ第二弾なんだそう。
シンプル&オーガニックなアコースティック路線のサウンドに繊細なヴォーカルがなんとも切ない響き。
そっと寄り添うように優しい音なんだけど、どこかエモーショナルな印象も感じさせてくれて聴かせます。

2012年10月16日火曜日

渾身




【今日の一枚】

Kaki King - Glow [Velour Recordings 2012]




純粋なインスト作は久々のような。
個人的には彼女のウタもなかなか味があると思ってるんですが、こんなにも緊迫感溢れるアルバムを聴かされてしまうと、「やっぱりウタ要らん!」なんて。
こりゃ渾身の力作でしょう。
独創性の塊のようなギター・プレイは冴えわたっているし、冒頭の「Great Round Burn」の怒涛のストリングス・アレンジもハマりまくってますわー。


2012年10月12日金曜日

出来ますれば



【今日の一枚】



Aimee Mann - Charmer [Superego Records 2012]

まあ相変わらずというかなんというか、安定してますわな。
このヒトやロイド・コールは、これからも今くらいのペースでこういう安心して聴けるクオリティの作品をリリースしていってくれると嬉しいです。


2012年10月5日金曜日

清廉潔白



【今日の一枚】



Lavender Diamond - Incorruptible Heart [Paracadute 2012]

2007年のデビュー・アルバム『Imagine Our Love』に続く5年ぶりのセカンド。
少しばかり輪郭が曖昧で、どこかノスタルジックな趣のサウンドが素敵なバンド。
Becky Stark嬢のヴォーカル・スタイルも派手さとは無縁ながら、その優しい歌声はメロディの良さを十分に引き立てているのでは。
Princeの「Purple Rain」やMadonnaの「Like A Prayer」をトリビュート盤で取り上げているというのも好感度大ッス。
そういえば今作にもDave FridmannがMixerとして名を連ねている模様。

2012年10月2日火曜日

Halifax, Canada



【今日の一枚】



Wintersleep - Hello Hum [Tom Kotter Records 2012]

未だにDave Fridmannプロデュースと聞くと迷わず手を出してしまいたくなるんですけど、これはアタリだったな~。
オープニングの「Hum」からいきなり引き込まれてしまうし、続く「In Came the Flood」~「Nothing Is Anything (Without You)」への流れも本当に素晴らしい。
ライブでも観ても良さげです。
Halifax出身ということでSloanと同郷なんですな。

2012年9月24日月曜日

イーモウ



【今日の一枚】



Amanda Rogers - Hope From The Forgotten Woods [Make My Day 2012]

エモの歌姫的なフレコミだった2004年の『Daily News』以来追いかけてなかったんですけど、その間RadioheadやAt The Drive-Inのカバーを収録したEPを出したり、2008年にもアルバム『Heartwood』をリリースしていた模様。
ルーツ・ミュージックの影響が色濃いというか、曲によってはゴスペルっぽいフィーリングも醸し出していたりして、音の幅の広がりと深みを感じさせてくれる内容に仕上がっている。
ソロと並行してThe Pleasantsなるユニットでも作品をリリース、ライブも行っているようでなんとも精力的な活動ぶりじゃあありませんか。


2012年9月19日水曜日

惑々



【今日の一枚】



Abandoned Pools - Sublime Currency [Tooth & Nail Records 2012]

Eelsの創設メンバーの一人であるTommy Walter君のプロジェクトの7年ぶりの3rdアルバム。
デジタル・ビートと轟音ギターを貴重としながらも懲りまくったサウンド・プロダクションに泣きメロ満載。
StyrofoamやThe Postal Serviceにワクワクしていた頃を思い出すなー。

2012年9月13日木曜日

30年前の夏のおわり



【今日の一枚】



Jens Lekman - I Know What Love Isn't [Secretly Canadian 2012]

…いや、なんとなくですが。
それにしてもエエ感じに薄毛が進行してますね。

2012年9月6日木曜日

意外なことに



【今日の一枚】



Glen Hansard - Rhythm and Repose [ANTI 2102]

意外なことに純粋なソロ名義の作品としては第一作なんだそう。
The Swell SeasonのMarketa IrglovaやSam Amidonもゲスト・ヴォーカルとして参加。
ゆったりとした空気に覆われながらも作品を通じて一定の緊張感が保たれている良作。
The Framesはまだお休みなんですかね。

2012年8月28日火曜日

挿入歌



【今日の一枚】



Jenny Owen Youngs - An Unwavering Band Of Light [Jenny Owen Youngs Music 2012]

ウタモノの聖地レーベルNettwerkからセルフリリースに戻っての三作目。
前作『Transmitter Failure』の表題曲ほどのインパクトではないにしても、アメリカの青春ドラマの挿入歌に使われてもオカしくなさそうなレベルの楽曲が盛り沢山。
M2「Your Apartment」やM9「Already Gone」なんかは正にそんなカンジ。

2012年8月18日土曜日

ほんのちょっと



【今日の一枚】



Gabby Young and Other Animals - The Band Called Out For More [Gift of the Gab Records 2012]

ヴァラエティに富んだサウンドのコンセプトもイケてるし、シンガーのキャラは十分立ってて歌唱力も申し分無い。
ただ惜しむらくは、ソングライティングのレベルがほんのちょっと物足りない気がしてしまう。
あと一歩、といったトコロですかな。


2012年8月10日金曜日

モテ



【今日の一枚】



Rosie Thomas - With Love [Sing-a-Long 2012]

プロデューサーにPedro the LionのDave Bazanを迎えていたり、Iron & WineのSam Beamが客演していたりと、あいかわらずのモテっぷりですな。
インディー歌姫というよりは本格派SSWの風情すら漂わせておりますが、これもまたよし。

2012年8月8日水曜日

Obvious



【今日の一枚】



Purity Ring - Shrines [4AD 2012]

お父さんはブッ飛ばされてしまいました。
浮遊感溢れるヴォーカル・スタイル、クール極まりないリズム・トラック。
紛れもなく今年最大の発見であります。


2012年7月31日火曜日

でもやっぱり



【今日の一枚】



Piano Magic - Life Has Not Finished With Me Yet [Saint Marie 2012]

統一された世界観は見事だと思うし、音の質感も素晴らしい。
でもやっぱり決定打に欠ける印象。