2022年12月29日木曜日

Selection 2022



01.slomo - Mura Masa [demon time]

02.光るとき - 羊文学 [our hope]

03.Movie - Natalie Evans [Movements]

04.venus fly trap - brakence [hypochondriac]

05.unsaid - Tomberlin [i don’t know who needs to hear this...]

06.Happen - Nick Hakim [Cometa]

07.The Crack Where the Light Gets In - Marisa Anderson [Still, Here]

08.Immunity - Alex G [God Save the Animals]

09.Nervous System Breakdown - Babebee [Mind Over Matter]

10.Radiator - Sadurn [Radiator]

11.Link Up - Awich [Queendom]

12.Claire You Don't Want to Be Saved - Claire days [Emotional Territory]

13.Words Left Unspoken - Jasmine Myra [Horizons]

14.See you Soon - Beabadoobee [Beatopia]

15.Window Somewhere - Skullcrusher [Quiet the Room]

16.East Detroit - Samm Henshaw [Untidy Soul]

17.Walkin - Denzel Curry [Melt My Eyez See Your Future]

18.Coyotes - Bill Callahan [YTI⅃AƎЯ]

19.last july - SOAK [If I never know you like this again]

20.The Only Thing - Maria BC [Hyaline]

21.Break Me Open - S. Carey [Break Me Open]

22.You - ginla [Everything]

22.Holding Back - Banks [Serpentina]

23.灯火 - 優河 [言葉のない夜に]

24.LA FAMA - ROSALÍA [MOTOMAMI]

25.the dealer - Nilüfer Yanya [PAINLESS]

26.Little Things - Big Thief [Dragon New Warm Mountain I Believe In You]

27.Lucifer On the Sofa - Spoon [Lucifer On the Sofa]

28.Jordan - Jana Horn [Optimism]

29.Age of Phase - Bonobo [Fragments]

30.Heaven - Grace Cummings [Storm Queen]



今年の十枚

 













Brakence - Hypochondriac [Columbia Records]

Nick Hakim - Cometa [ATO]

Silvana Estrada - Marchita [Glassnote]

beabadoobee - Beatopia [Dirty Hit]

Denzel Curry - Melt My Eyez See Your Future [Loma Vista]

Perfume Genius - Ugly Season [Matador]

Tomberlin - i don’t know who needs to hear this​.​.​. [Saddle Creek]

Awich - Queendom [Universal]

Bonobo - Fragments [Ninja Tune]

Big Thief - Dragon New Warm Mountain I Believe in You [4AD]


2022年12月26日月曜日

ブコツ

 













【今週の一枚】













Claire Days - Emotional Territory [Claire days 2022]

仏リヨンのフィメイルSSW、Claire Daysのデビュー・アルバム。

FinkやFeist、Cat Powerといったフォーク・ソウル・アーティスト達にインスパイアされたようで、なかでも敬愛するFink ことFin Greenallは今作を共同プロデュースし、演奏にも参加している。

きらびやかさとは無縁な、武骨といっても良い硬派インディー・エモ・フォークだが、しみじみとウタの良さが実感できる好盤だ。

彼女の存在を知ったのはFinkのSNS投稿で見たのがきっかけだが、殆ど話題になってないのが不思議なくらいだ。

セルフ・リリースというのもあってか、露出が少ないのかもしれないけれど、これはなかなかの逸材ではないだろうか。






2022年12月19日月曜日

咆哮



















 【今週の一枚】













Brakence - Hypochondriac [Columbia Records 2022]

もうかれこれ20年余り駄ブログを書いてきたけど、SNSの時代になってから日々の徒然やゴルフ・ネタはそちらに移行し、ほぼ音楽ネタのみになって、ここ数年は週に一度「今週の一枚」で音源を紹介するスタイルになっている。

前身のブログの時代から年末にその年の10枚とCD-R一枚分くらいのプレイリストを作っており、今年もそろそろやろうと思っているのだけど、もし「今年の一枚」という形で一枚だけ上げるとしたら間違いなくこのBrakenceのアルバム「Hypochondriac」だ。

BrakenceはOhio州Columbus出身の弱冠21歳の青年Randy Findellによるソロ・ユニット。

SoundCloud上に音源をUPし始めたのが2016年だったというから当時まだ15歳だったワケで、その早熟ぶりに驚かされるが、その才能は早くから注目を集めていたようだ。

ハイパー・ポップの括りで紹介されている事が多いようだが、Emo RapやGlitch Pop等とも形容されている。

トラック・メイカーとしても凄まじいポテンシャルを有しているうえにボーカリストとしても突出した才能の持ち主だと思う。

こんなにもエネルギッシュで美しい咆哮は滅多に聴く事が出来ないのではないだろうか。








2022年12月12日月曜日

愛!














 【今週の一枚】













Lucrecia Dalt - ¡Ay! [RVNG Intl. 2022]

コロンビア出身で現在は伯林を拠点に活動するアーティストの2年ぶりの8thアルバム。

ボレロやマンボ、メレンゲ、サルサといった彼女が幼少期に影響を受けた民族音楽を咀嚼し、実験的な現代音楽に昇華させている。

彼女は以前「4 Women No Cry Vol. 3」というコンピレーション・アルバムに参加しているが、残りの3人のアーティストのなかにJulia Holterの名前が。

音楽性は違えど二人の精神性に近しいものを感じた次第。







2022年12月5日月曜日

逆さ











 

【今週の一枚】













Bill Callahan - YTI​⅃​A​Ǝ​Я [Drag City 2022]

テキサス州オースティンの吟遊詩人Bill Callahanの新作アルバム。

コロナ禍をものともせず、という事はないのだろうけど、昨年もBonnie "Prince" Billyと共作アルバムをリリースしており、2019年から毎年作品を発表するという旺盛至極な活動振り。

2020年の「Gold Record」は40分足らずと比較的コンパクトな作品だったが、今作は曲数は12曲でありつつも収録時間が一時間超え、ヴァイナルは二枚組という大作となった。

毎度の事ながら内容は濃密そのもので、全くと言って良い程に中だるみを感じさせない。

地味渋アレンジのトラックが並んでいるものの、曲毎に様々な趣向が凝らされている。

若い頃から超低音ヴォイスが持ち味の彼、こうなってくると逆に年を取らない印象だ。

ベースにEmmett Kelly、ギターにMatt Kinsey、ドラムがJim White、鍵盤はSarah Ann Phillipsといった面々がバックを支えているが、その他にも多くのゲスト陣が参加。

タイトルはREALITYを逆さに表記したものだが、何か深い意味があるのだろうか。