2014年6月23日月曜日

Anachronistic



【今日の一枚】



White Sea - In Cold Blood [Crush Music 2014]

フランスのM83とのコラボレーションで知られるMorgan Kibbyのソロ・ユニットのデビュー作。
ワタクシはThe Naked and FamousがFacebookでオススメしてて興味を持ったのですが、色んなレビューに目を通すと今一つ評判が良くないようで。
なんかセンスとかノリが80年代MTV全盛期っぽいというか、曲によってはヘアー・メタルのバンドみたいなのもあったりして。
去年のダイアン・バーチの傑作セカンドもそうでしたが、今はこういう大仰なアレンジは流行らないのかも知れませんね。
いや、ワタシはこういうクサくて時代錯誤なカンジ、もちろんスキなんですけどね。

2014年6月16日月曜日

Naive and Green



【今日の一枚】



TV Girl - French Exit [TV Girl 2014]

なんだか久々に良い意味で「青臭い」インディー・ミュージックに出会えた気がする。
サンディエゴの男女二人組だという彼等、何枚かのEPをリリースしており一部のリスナーから熱い支持を受けていたようだが、今作が初のフルアルバムとなる模様。
なんともチープな宅録ベッドルーム・ローファイ・サウンドなんだけど、随所にポップ・マニアぶりが窺えて思わずニンマリしてしまう。
どこかトロピカルなムードをたたえているのも好感度大。
Rocketshipの「A Certain smile, A Certain Sadness」、Ultra Vivid Sceneの「Joy 1967 - 1990」、Sportsguitarの「Fade / Cliché」なんかを連想させられました。

2014年6月10日火曜日

叩いて渡ろう



【今日の一枚】



Kishi Bashi - Lighght [Joyful Noise 2014]

Facebookにも書きましたが、この日系アメリカ人のイシバシ・カオルさんの音を聴いてすぐ連想したのがSpookey Ruben
1stから3rdまでは本当に愛聴したモンでありますが、その後の意味不明なくらいの失速振りは実に残念であります。
このKishi Bashi、レジーナ・スペクターやオブ・モントリオールのツアー・メンバーとしても活動していたらしいですが、ソロとして2作目にあたるという今作はTVCMに楽曲が使用されたり、という事でブレイクの可能性はかなり高いのではないでしょうか。
今月来日公演も予定されている模様。

2014年6月2日月曜日



【今日の一枚】



Margot and The Nuclear So and Sos - Slingshot to Heaven [Mariel Recordings 2014]

SlingsgotといえばNikeのゴルフクラブのシリーズの名前ですが、当然関係無いですね。
今年でデビュー10周年になるインディアナポリスの8人組による5thアルバム。
レコーディング技術の妙なのか、演奏が冴えているのか、とにかく「音がいい」作品。
やっているのはシンプルなフォーキッシュ・ポップ・ロックだし、突出した楽曲が並んでいるというワケでもないのだけど、一枚のアルバムとしてのバランスも実に素晴らしい。
バンドとして旬の時期なのかも知れないなあ。