2011年2月28日月曜日

Sunglasses

【今日の一枚】



Rachel Goodrich - Rachel Goodrich [Yellow Bear Records 2011]

自称"Shake-a-Billy"なんだそうです。Erin McKeownなんかに近しい印象も。

My Setting 2011




Driver : Nike VR STR8-Fit Tour Diamana 'ilima 60 S
FW : PRGR Egg Spoon 15゜& Egg FW 18゜&20゜&22゜
Iron : ONOFF Labo Spec RB247 #5~#9,PW
Wedge: PRGR T02 52゜&57゜
Putter : Odyssey White Hot Tour ix #5


今年はこれで頑張ろう。

2011年2月24日木曜日

Vengeance is Mine

【今日の一枚】



The Civil Wars - Barton Hollow [Sensibility Music 2011]

総じて粒揃いの楽曲のなかでも、タイトル・トラックのクオリティが抜きんでている印象。




【今日の一冊】



佐木隆三 - 復讐するは我にあり 改訂新版 [文春文庫]



裁判長 君は民事・刑事、とくに保釈に詳しいようだが?
被告人 それほどでもない。ただ、過去の自分の手続きがヒントです。
裁判長 次に東京の弁護士殺しだが、八十二歳の人を殺して、後悔はなかったか。
被告人 べつにありません。逃げるためでしたから。
裁判長 死体はどうしたか。
被告人 洋服ダンスに入れ、釘づけして、目張りをしました。
裁判長 その部屋に寝たのか。
被告人 そうです。一晩はトルコ風呂の女を、下宿先だといって連れて行きました。
裁判長 死体のある部屋で、うなされるようなことはなかったか。
被告人 そんなこと、べつに、ないです。
裁判長 それでは、現在の考えを述べなさい。
被告人 残酷なことをやったと思います。それ以上はあまり言いたくありません。



昭和の『逮捕されるまで』か、はたまた和製『罪と罰』か。

2011年2月22日火曜日

Destruction Babies

【週末のゴルフ】

会社の役員さんが新たにメンバーになったコースに御一緒して44・38=82(31P)。
このコースの去年のクラブ・チャンピオンは中学の同級生なんですが、ドライバーは50ヤード位置いていかれるし、アイアンも2~3番手くらい違うといった調子で毎回気分が悪くなるので一緒に回りたくありません。

【今日の一枚】



Le Corps Mince De Fransoise - Love and Nature [Heavenly 2011]

こりゃあ大層な破壊力ですぞ。

2011年2月17日木曜日

The Sky Is Falling



普段ハナウタみたいな音楽ばかり聴いておるワタクシですが、最近「赤×黒」色が好きなのと、ロゴデザインがカワイイという理由だけで、コレで音楽を聴いております。
当然のことながら音の違いはワカりません。

【今日の一枚】



Joan As Police Woman - The Deep Field [PIAS Recordings 2011]

前回かなり落胆させられていただけに、少々心配しておったりもしたのですけど、全くの紀憂でありました。

2011年2月14日月曜日

If

【今日の一枚】



To The North - Lustre [Tenzenmen 2011]

ユニークなギター・サウンドもさることながら、変幻自在ともいうべきリズム隊の波状攻撃に耳を奪われる。
もしペイブメントが死ぬ程演奏が巧かったとしたら…、ってちょっと違うか。

【今日の二冊】



松本清張 - 球形の荒野 [文春文庫]


「野上さんにとっては、パリも砂漠も同じことさ。地球上のどこへ行っても、彼には荒野しかない。結局国籍を失った男だからね。いや、国籍だけじゃない。自分の生命を十七年前に喪失した男だ。彼にとっては地球そのものが荒野さ」


去年のも含めて7回もTVドラマ化されているなかでも、丁度30年前の1981年版はあの「火サス」の第一回作品だったんですな。

2011年2月10日木曜日

Potential



【今日の一枚】



Courtney Marie Andrews - For One I Knew [River Jones Music 2010]

この可愛らしいお嬢さんはSSWとして凄まじいポテンシャルを秘めているように思えてなりません。
若き日のジョニ・ミッチェルサラ・マクラクラン、最近で言うとジョー・マンゴーなんかを連想致しましたです。



2011年2月7日月曜日

SLR

カメラ買いました。
多分というか絶対使いこなせんでしょうけど…。

【今日の一枚】



Edie Brickell - Edie Brickell [Racecarlotta Records 2011]

ウナギイヌ

【今日の二冊】



有吉佐和子 - 芝桜 [新潮文庫]


 花柳界はお茶屋と待合と芸者屋の三者の利益にもとづいたルールがあって、芸者はそれに違反することができない。少なくとも一流と目される芸者たちは、茶屋の女将の口ききで芸者屋の承認のもとに旦那をとるのであって、客と芸者が第三者を交えずに交渉するのも、ましてそれを成立させるのなどは、芸者にあるまじきはしたないこととされていた。芸者の方でも、客から直接口説かれるようなお座敷は遠慮した。一人だけの客のところへ呼ばれて、そこで相手をしたとして、それっきりになっても文句が言えないし、なんの保障もないからである。客と芸者の間に、茶屋の女将が入っていれば、支度料がいくら、月定めの手当がいくらときっちりきめてもらえるし、男も相当の金を出した後では女に飽きても出しただけの金が惜しくて、そう簡単に花から花へ飛び歩くこともできなくなってしまう。どこの誰それと名のある男ならば、自分の持物が自分以外の男と浮気をしたのでは面子にかかわるから、その監視を頼む手前も大層な金を撒かねばならないのである。
 妙なもので、名のある男の肩入れをしている芸者には、男の好き心はそそられるらしくて、旦那の遠慮をするどころか、誘惑というものは空家の頃よりむやみと多くなるものなのである。そうなるとさらに妙なもので芸者は自信がつき、美しい女はいよいよ美しくなり、旦那はせっせと茶屋の女将が言うがままに金を貢ぎ、茶屋も待合も芸者屋も一層潤うという結構な循環が生れてくる。
 ところがそうした結構な輪の中に、組み込みそびれる人々が花柳界といえどもあるのであって、旦那運の悪い芸者、金持の取巻きとして出かけてきている客たち、あるいは金は唸るほどあるのに、生れついての貧乏性で、お茶屋に任せきれない吝な男などが、実にしばしばルール違反をしてしまう。そういう連中のために、三流の待合がかならずできて、結構繁盛しているし、表向きの旦那は一人もって、内緒の旦那を二、三人持つという芸者の剛の者なども現れて、一流のお茶屋も、一流の芸者屋も眉はひそめるものの、見て見ぬふりをしておかねばならないのは、結構な循環からあぶれた者も花柳界としては賑やかしに必要としているからである。



これぞまさしくエコシステム。

2011年2月4日金曜日

香具師

【今日の一枚】



Tristen - Charlatans at the Garden Gate [American Myth 2011]

何の変哲もないガールズ・ポップのようでいて、すごく惹き込まれてしまう。
Land of Talkを連想させられたりしたけど、実際前座を務めていた模様。

2011年2月3日木曜日

【今日の一枚】



CarolineVerdugo Hills [Temporary Residence 2011]

こういう音楽を聴いてときめきまくっている四十路オヤジ、というのは我ながらすごく気持ち悪いワケですけれど、M9「Snow」なんかを聴くにつけ、このヒトの才能は本物なのだと再確認。

2011年2月2日水曜日

褒め言葉

【今日の一枚】



A Hawk and a Hacksaw - Cervantine [LM Dupli-cation 2011]

はてしなくインチキくさい。

【今日の一本】



3時10分、決断のとき - 3:10 to Yuma [2007]

このうえなく硬派。

2011年2月1日火曜日

来年の今日

来年の今日はムスメの関ヶ原。
結果如何によっては大阪冬の陣・夏の陣、ともすると島原の乱まで続く可能性もあるんだそう。
ワタシに出来る事は邪魔をしないことくらいしかありませんが、早目に決着してほしいもんです。

【今日の一枚】



Iron & Wine - Kiss Each Other Clean [4AD 2011]

M6「Rabbit Will Run」の緊迫感、そしてM7「Godless Brother In Love」の流麗な響き、実に素晴らしい。

【今日の二冊】



大城 立裕 - 小説 琉球処分 [講談社文庫]



「両属ということは、世界のどこにもないものでしょうか?」
「ないことはありません。たとえば、ポーランドという国はいまロシア、オーストリア、プロシアの三国で共同統治しているのです」
 津波古は答えながら、植民地競争の激しい今日、共同統治されるということが、いかに苦しいことであるか、想像していた。
 池城の手記には、このヨーロッパ政治の知識が異彩を放っていた。
「貞婦二夫にまみえず」という格言を信奉するけれども、しかたがなければ、ポーランドにならってもよい、と池城は書いた。とにかく、深くなじんだ中国とみずから交わりを絶つことはできない。
「すべては、日本政府がじかに清国政府とかけあってくれれば、そして清国政府がこれを承諾してくれれば、たちどころに解決することだ」
 と結論した。
 太政大臣以下の閣僚はこれを読んで苦笑した。
「清国風情の機嫌をうかがうような態度がとれるものか。琉球を抱き込んだ上で、清国から何とか言ってきたら答えてやればよいのだ」
 清国にたいする日本政府の気もちと琉球藩の気もちとが、このように離れていた。
 このことはしかし、誰もが心得ていることであった。とくに新聞界はこの底の事情に察しがはやかった。
「政府は尊大に構えるばかりが能か。とにかく、はやく片をつけるべきではないか」
 どちらとも解されるようないかがわしい論説も横行した。それからは、もしかりに政府が琉球がわの望むとおりに清国へ交渉に出かけるとしたら、こんどはきっとそのことを強く非難するに違いないのであった。かれらは、琉球問題がおこればそれをダシにつかって、とにかく政府を攻撃すれば足りた。



脈々と続いているんですねえ。