2014年11月22日土曜日



【今日の一枚】



TV On The Radio - Seeds [Harvest 2014]

4ADのバンド、というイメージが強い彼等、前作でレーベル移籍し、今作はHarvestよりリリース。
今年サイコーのデビュー・アルバムを出したBanksもココですね。
前作の発売直後にベーシストのジェラード・スミスが肺癌で亡くなってしまったワケですが、その悲劇を乗り越えてバンドの活動は継続されていたようで、去年はAll Tomorrow's Partiesのヘッドライナー&キュレーターを務めた模様。
3rdアルバムの「DLZ」のようなキラー・トラックは今作には見当たらないものの、中盤の「Test Pilot」から「Love Stained」にかけての流れなんかは、流石に聴かせるなあ、と唸らされました。

2014年11月17日月曜日

優等生



【今日の一枚】



Ryan Teague - Block Boundaries [Village Green 2014]

あえて難を言うならチト小奇麗過ぎるというか、個人的にはもう少し破綻した音を期待したいトコロ。
とはいえ、流麗ポスト・クラシック・エレクトロニカ作品としての完成度はなかなかのモンであります。
冒頭の「Site And Situation」からタイトル・トラックへの「掴み」の流れは素晴らしいし、ラスト前の「Animated Landscape」はRyanの音楽的ポテンシャルの高さを証明しているかのよう。
今作関連の動画は見つかりませんでしたが、これから作るのかなあ。

2014年11月11日火曜日

不可避



【今日の一枚】



Royksopp - The Inevitable End [Dog Triumph 2014]

トータル・クオリティも申し分ないけど、The IrrepressiblesのJamieをヴォーカルに迎えた曲(Bonus Trackの「Something in My Heart」を含めて計5曲)はそれこそ珠玉の仕上がり。
Royksoppのアルバム作品としては今作が最後のリリースになるとか宣言しているみたいですが…。

2014年11月4日火曜日

ジョーカー



【今日の一枚】



Kevin Morby - Still Life [Woodsist 2014]

昨年のソロ・デビュー作を取り上げさせて頂いたのが今年の一月だったので、それから一年も経たないうちに早くもセカンド・アルバムをリリースしてくれるという嬉しいサプライズ。
相変わらずというか何というか、このヒトの歌を「上手い」という方を探すのは難しいだろうけど、このヒトの紡ぎだす音が「スキ」という方なら沢山居るんじゃないでしょうか。
なんだか懐かしくて、瑞々しい。
M3「Motors Running」の枯れた疾走感とかエエよなあ。
ちなみにM7「Parade」は亡くなってしまったLou Reedに捧げられた歌なのだそう。