2015年11月26日木曜日

暗闇のなか



【今日の一枚】



Goldmund - Sometimes [Western Vinyl 2015]

Helios名義でも9月に新作をリリースしたばかりのKeith Kenniff君、Goldmundとして4年ぶりのニュー・アルバム。
見事な統一感、これぞ絶品クラシカル・アンビエント。
M6「A Word I Give」で坂本龍一がゲスト参加している事でも話題を呼んでいる模様。

2015年11月17日火曜日

三つ目



【今日の一枚】



Grimes - Art Angels [4AD 2015]

まー今に始まった事じゃないにしても、今回のアートワークも凄まじいセンス。
それに比べると音のほうは小奇麗にまとめてきたな、なんて思いつつ聴き進めていくうちに、ぐいぐい惹きこまれてしまった。
それこそハイパー・エレポップ速射砲連発状態なサウンドに圧倒されまくり。
「SCREAM」や「Kill V. Maim」みたいなエクストリーム&アッパーなトラックに耳を奪われるし、シングル・カットされた「Flesh without Blood」や「REALiTi」、そしてアルバムのラストを飾る「Butterfly」なんかのポップ・ソングとしての完成度は半端ないように思える。
それにしてもこのジャケット…。

2015年11月9日月曜日

Rich & Heavy



【今日の一枚】



Joanna Newsom - Divers [Drag City 2015]

ジョアンナ・ニューサム、5年振りとなる4thアルバム。
私生活ではコメディアンAndy Sambergと結婚、ポール・トーマス・アンダーソンの映画に出演&ナレーターを務めたり、といろいろ話題には事欠かなかったようで、↓の先行シングルのPVもポール・トーマス・アンダーソンが監督しているのだとか。
前作「Have One On Me」が3枚組の大作だった事を思うと、今作は11曲50分余りという通常仕様ではあるものの、実に丁寧に創りこまれた印象のサウンドには貫禄すら感じるし、本当に重厚感に満ちた仕上がりとなっている。
デビュー・アルバムの時点で既にアーティストとして完成していたと言っても大袈裟ではないと思うが、十年を超える活動を経て円熟期を迎えている印象。

2015年11月4日水曜日

可憐なKaren



【今日の一枚】

The Innocence Mission - Hello I Feel the Same [Korda Records 2015]

30年の活動歴を誇るイノセンス・ミッションの5年振りの新作ということで、まあ駄作なはずも無いだろうけど、それなりの仕上がりだろうなあなんて思いながら聴いてみて吃驚。
こりゃあ彼等のキャリアの中でも何本かの指に数えられる傑作なのでは。
どこまでも儚く優しく美しくて瑞々しい。
リッキー・リー・ジョーンズ然りで、年が幾つになっても少女のような可憐さを失わないKaren Perisの歌声に聞き惚れてしまう。