2021年2月25日木曜日












【今日の一枚】













Rhye - Home [Loma Vista 2021]

カナダ出身で現在LAを拠点に活動するMichael MiloshのユニットRhyeのニュー・アルバム。

毎回凝りに凝ったアート・ワークで楽しませてくれるが、今回も自身が撮影したポートレイトを採用。

声楽隊を起用したコーラスで始まりコーラスで締めるという粋な演出もイイ。

俳優のアーロン・テイラー=ジョンソンを起用したMVが興味深い「Black Rain」もさることながら個人的にはそれに続く「Sweetest Revenge」がツボ。










2021年2月15日月曜日

風格












 【今日の一枚】












Marcos Ruffato - Vata [Tratore 2020]


ブラジル、ミナスのシーンに颯爽と現れた新鋭によるデビュー・アルバム。

多彩なゲストが終結して作り上げられた今作、これが初めての作品とはとても信じられないくらい大御所の風格が全編に漲っている。

アルバム制作に費やされた費用はクラウド・ファンディングで調達したという事だが、数多のレーベルから声がかかってもおかしくないクオリティ。

もともと器楽演奏者として頭角を現していたという彼、今作は全編ヴォーカル入りの極上のウタモノ・アルバムとなっている。

ちなみにタイトルの「Vata」はインドのアーユル・ヴェーダに由来する言葉だそう。









https://www.facebook.com/marcosruffatovata/

2021年2月8日月曜日

詩人の歌







【今日の一枚】










Arlo Parks - Collapsed In Sunbeams [Transgressive 2021]


UKネオ・ソウル・シーンの若き新鋭Arlo Parksの待望のデビュー・アルバム。

2018年のEP「Cola」で注目を集め、BBC Sound Of 2020にも選出されるなど期待の大型新人。

ロンドン西部Hammersmithに生れ育ち、ナイジェリア、チャド、フランスの血を受け継ぐ彼女、詩人としても活動しているのだとか。

正直なところもう少し癖の強い音を想像していたが、ネオ・アコースティック寄りの爽やかな印象のインディーR&Bサウンド。

Clairoとも交流があるようで「Green Eyes」にフィーチャーされている。

個人的には「Eugene」に一番心動かされたが、この曲はバイ・セクシャルである彼女自身の複雑な心情を綴ったものだそう。







2021年2月1日月曜日

トランぺッター










 【今日の一枚】









CARM - CARM [37d03d 2021]

yMusicの創設メンバーでトランぺッターのCJ Camerieriによるソロ・プロジェクトのデビュー作品。

豪華過ぎると言っても過言ではないゲストのラインアップで話題を呼んでいるが、なかでも特筆すべきはオープニングのSufjan StevensとラストのJustin Vernonだろう。

両人ともに期待を全く裏切らないパフォーマンスだと思う。

その他Yo La TengoIra KaplanGeorgia HubleyMy Brightest DiamondShara Novaがゲスト・ヴォーカルとして参加、Francis StarliteMouse on Marsも名を連ねている。

ホーンが主体となっているが、曲ごとに本当に多彩なアレンジが施されており、その醍醐味を堪能できる作品だ。