2016年8月29日月曜日

はなれて



【今日の一枚】



Pascal Pinon - Sundur [Morr Music 2016]

レイキャビクの双子デュオの3rdアルバム。
1stをレコーディングした時はまだ14歳(!)だった二人ももう20代なワケだけど、今作で一皮も二皮も剥けた印象。
ミニマリスティックなアプローチで展開される独特な愁いを帯びた音世界は格別で、なかでもM9「Babies」には大いに感銘を受けた。


2016年8月24日水曜日

揃い踏み



【今日の一枚】



Sarah Jarosz - Undercurrent [Sugar Hill Records 2016]

昨秋Aoife O’Donovan等と共に3人組ブルー・グラス・ユニットI'm with Herとして来日公演も果たしたSarah Jarosz、3年振りの4thアルバム。
前作でグラミーにもノミネート、と確固たる評価を得ているワケだけど、今作も堂々たる貫禄を感じさせる仕上がり。
ゴリゴリのアメゴス路線というよりは王道カントリー・アレンジで、幅広いオーディエンスに訴求しそう。
哀愁溢れるM8「Lost Dog」とかマヂ泣けるわ~。
今年はもうひとりの片割れSara Watkinsも新作をリリースという事でこちらも要チェックであります。


2016年8月9日火曜日



【今日の一枚】



Wet - Don't You [Columbia 2016]

ブルックリンの3人組ユニットの1st。
2013年のデビューEPで大きな注目を集め、3年越しで完成に至ったフル・アルバム。
愁いを帯びたエレクトロ・インディー・ソウルにどこまでも惹き込まれる。
精緻なサウンド・プロダクションとKelly嬢のシルキー・ヴォイスも実に魅力的。


2016年8月6日土曜日

LY2D



【今日の一枚】



Tegan and Sara - Love You to Death [Warner Bros. 2016]

カナダの双子姉妹デュオのアルバムも今作で8枚目。
シンセ・エレポ路線に完全に振り切った印象だけど、全然違和感ナシ。
アルバム全曲映像化予定だそうで、アイデアが次から次へと湧き出てきてクリエイティビティ全開!といったトコロなんですかな。
奇しくも今週一夜限りの来日公演を行った模様。


2016年8月2日火曜日



【今日の一枚】



The Amazing - Ambulance [Partisan Records 2016]

ここ数年のMark Kozelekの活動ぶりを鑑みるにそのやりたい放題っぷりに拍車がかかっているというか、それはそれで面白かったりもするんだけど、どこかでRed House Paintersの幻影を追い求めてしまうとまでは言わないまでも、またああいうのもやって欲しいなあ、なんて思ってしまうのも事実。
ただ、このストックホルムのバンドの4thアルバムを聴いてちょっと考えを改めました。
正に往年のRHPを彷彿させるサウンド。
狙ってやってもなかなかこの質感は出せないように思えるけど、終盤の3曲なんかを聴くにつけ、地味に凄い気がする。
RHP路線は彼等に任せて、これからもMarkは心置きなく好き放題やって頂戴。