2018年2月27日火曜日

王様みたいな



【今日の一枚】



Reginald Omas Mamode IV - Children of Nu [Five Easy Pieces 2018]

レジナルド・オマス・マモード4世、ってなんだか世界史に出てくる中東の王様みたいな名前だけど、サウス・ロンドンを拠点に活動するアーティストのセカンド・アルバム。
ジャズ、アフロ、ヒップ・ホップにR&B、とキーワードは山ほど出てくるけど、なんといってもベース・サウンドが印象的な音。
何を置いてもベース・ラインを中心に音楽が組み立てられていて、ベースという楽器がこんなにまで様々な表情を見せてくれるのか、と圧倒される思いがした。
昨年のAlfa Mist然りで、倫敦のシーンはジャズ寄りが熱いのかも。


2018年2月14日水曜日

ニルスのふしぎなたび



【今日の一枚】



Nils Frahm - All Melody [Erased Tapes 2018]

2月も半ばになって、やっと今年リリースの作品を。
ポストクラシカル界のビッグ・ネームの一人、Nils Frahmの7枚目のスタジオ・アルバム。
ベルリンのスタジオFunkhaus内にSaal 3と呼ばれる自身のスタジオを作り2年以上の時間をかけて完成に漕ぎ着けたという壮大なスケールの作品。
アルバムのそこかしこから気品や貫録を感じさせられる。
聴き進めていくうちに昨年のFour Tetのアルバム「New Energy」を連想させられたりしたが、インタビューでも同作を絶賛していて妙に納得させられたり。
奇しくも二人とも今年来日公演を予定している模様。