2011年8月23日火曜日

きっと



【今日の一枚】



Gotye - Making Mirrors [Eleven 2011]



豪州の若きPOPマエストロと呼ばせて頂きます。

【今日の一冊】



殺された側の論理 犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」 - 藤井 誠二 [講談社+α文庫]


 犯人の少年には人間として罪を償ってほしい。いまは、社会に出たらあれやろう、これやろうと考えていて、罪の重さ、妻と娘の命の重さをわからないままでいる。それは人間としてかわいそうなことだ。死刑というのは二度と社会に出られないということ。そのときに自暴自棄になるかもしれないが、そのことが初めて心を取り戻してくれることだと思う。初めて人間に戻れて、人間として死ねるんじゃないかと思う。死刑をもって、人間の生きる喜びや命の重さをわかってくれる。社会に出て普通に生きることが償いじゃない。死刑という更生や償いがある。死を宣告されて死にたくないと思うとき、初めて命の大切さがわかり、殺された側の人間の無念や苦しみ、悲しさがわかるのだと思う。死刑を受け入れたとき、彼の人生に初めて意味や意義が生まれるのだと思います。  - 本村洋


このヒトだってきっと制度廃止には反対のはずだ。

2011年8月20日土曜日

いこー



【今日の一枚】



Bon Iver - Bon Iver, Bon Iver [Jagjaguwar 2011]

リリカルでありながらダイナミック、繊細かつエモーショナル、深遠・幽玄を感じさせつつもどこか優しい。



【今日の一冊】



ランド 世界を支配した研究所 - アレックス アベラ(著) ・牧野 洋 (訳) [文春文庫]


 私はかつて、ランドの幹部ポストにある友人に次の質問をしたことがある。「どこかの外国政府の担当者がやってきて、国家安全保障上の研究プロジェクトをランドに委託したいと打診したとします。プロジェクトの目的は、『拷問を受け、口を割るまでに人間はどれだけの苦痛に耐えられるか』を調べることです。つまり、その人の限界点を探るわけです。ランドはこのようなプロジェクトを引き受けますか?」
 友人はこの質問を聞いて青ざめ、そして長々と回答した。このようなプロジェクトの受託はまずあり得ないということだった。そのうえで「プロジェクトの焦点をあえてずらそうとするかもしれないですね。たとえば目的を『有益で実証可能な情報を引き出すのに拷問は効果的かどうか』へ修正するよう促すわけです」と語った。この言葉からも「的確な質問は何か」というランド流の手法が垣間見える。その後、私はふと思った。もし依頼が外国政府ではなくアメリカ政府だったら、ランドは引き受けるだろうか?その場合、拷問の効果を判断するための情報はどこから来るのだろうか?
 ランドはファウストと同じ境遇に直面している。つまり、博識であっても魂は救われないのだ。



モノは言い様というか何というか…、仕事と割り切らんとやってられんのかもなあ。


【お盆のゴルフ】

地元で同級生とのラウンドは37・42=79。
OBや3パットもありましたが、バーディー3つ。
ゴルフ・ネタはFacebookに移行しようと思っております。

2011年8月11日木曜日

アラブ種



【今日の一枚】



Gus Gus - Arabian Horse [Kompakt 2011]

見事な統一感の変態クールネス。

2011年8月5日金曜日

Actress



【今日の一枚】



Amy Lavere - Stranger Me [Archer Records 2011]

姐御、渋過ぎッス…。

2011年8月2日火曜日

傷だらけの



【今日の一枚】




Laura Stevenson and the Cans - Sit Resist [Don Giovanni Records 2011]

なんて素敵なインディー・アメリカーナ!




【今日の一冊】



佐野眞一 - 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史 [集英社文庫]


 普天間の移転をめぐっては、官邸前で焼身自殺者が出るかもしれないという悲観的な意見があるかと思えば、案外簡単に解決するのではないかという楽観的な意見もある。
 さらに国防政策や軍に大きな影響力を持つ米上院のレビン軍事委員長は、今年五月、普天間飛行場の辺野古移転を断念し、米軍嘉手納基地への統合を検討するよう米国防総省に求める声明を発表した。
 もしこのプランが具体化されるなら、沖縄県民の反対運動が燃え上がることは必至である。普天間基地移設問題は日を追って混迷を深めている。
 こうした様々な意見の対立は原発に対する容認論、廃止論を連想させる。
 東日本大震災による"国難"ムードは、沖縄を"第二の琉球処分"の気分に包み、福島原発事故の処理問題は、暗礁に乗り上げた普天間移設問題に共通する。
 東日本大震災と福島原発に揺れる本土でも、普天間問題で進退窮まった沖縄でも、いま何よりも望まれるのは、為政者の卓越したリーダーシップである。しかし、それにふさわしい人物は、どう考えても見当たりそうにない。
 リーダーなき国家は不幸である。それは希望なき閉塞感につながり、その末路は必ず悲惨な結果に終わる。
 そこに思いをいたすとき、沖縄を含めた日本の将来には、沖縄を含めた日本の将来には東日本大震災の被災地にも似た精神の瓦礫が広がっているように感じるのは私だけだろうか。
 


本当に見当たらないかなあ…。