独演

【今日の一枚】



D.D Dumbo - Utopia Defeated [4AD 2016]

豪州Castlemaineを拠点に活動するOliver Hugh Perry君のソロ・プロジェクトD.D Dumboのデビュー・アルバム。
自身の演奏する12弦ギターとドラムのループ・エフェクトのみを駆使して歌う、という文字通りの独演SSWで、2013年のデビューEP「Tropical Oceans」で注目を集め、4ADとの契約に至った模様。
その奇抜な演奏スタイルに目が行きがちになってしまうが、アルバムを聴き進めるうちにその並々ならぬソングライティングの力量に舌を巻かされる。
レーベル・メイトのtUnE-yArDsなんかが引き合いに出されるみたいだけど、言い得て妙なのでは。

土曜の夜

【今日の一枚】



Devendra Banhart - Ape in Pink Marble [Nonesuch 2016]

Akira KosemuraのSomedayの客演が実に素晴らしかったDevendra Banhart、通算9作目にしてNonesuchレーベル移籍後2作目にあたる作品。
独特の浮遊感は健在で、着実に深化している事を実感させてくれる仕上がり。
様々なジャンルの音をモチーフに、彼にしか出せないフィーリングを醸し出しているのは流石。
楽曲単位ではM7「Theme for a Taiwanese Woman in Lime Green」やM11「Linda」なんかがツボでありました。
↓の楽曲にかけてか、先週の土曜の夜に日本のテレビに出演していたみたい。

のがれ

【今日の一枚】

Stefano Guzzetti - Escape (music for a ballet) [Stella Recordings 2016]

昨年オリジナル・アルバムLeafの発表に併せ来日も果たしたサルデーニャ島のポスト・クラシカル作曲家Stafano Guzzeti。
今作は彼がスコアを担当した難民を題材にしたバレエ作品Escapeの音源をアルバム化したもの。
狂おしいまでにエモーショナルでドラマティックなストリングス・アレンジにつよく胸を打たれた。
4月には再来日する模様。

ふゆのうた

【今日の一枚】



Dakota Suite & Quentin Sirjacq - Wintersong [SCHOLE 2016]

2015年の来日ツアー時にレコーディングされたという作品。
冬の冷たい空気にこのうえなくフィットする音。