2017年3月27日月曜日
2017年3月21日火曜日
悲哀ホップ
【今日の一枚】
Arms and Sleepers - Life is Everywhere [Arms and Sleepers 2017]
Max LewisとMirza Ramicのユニット、Arms and Sleepersの3年振りの5thアルバム。
セルフ・リリースという事でBandcampページを参照してみるとタグの部分に「electronic electronic hip hop instrumental hip-hop sad hop」と羅列されているのだけど、なかでも「sad hop」というキーワードが一番彼等の音楽性を明確に表現しているように感じられた。
全19曲一時間を超える大作ながら全然長さを感じさせないし、SerengetiやAirøspaceといったラッパーをフィーチャーしたヴォーカル・トラックはどれも秀逸だけど、なかでも前者とのM17「Hollow Body Hold」は出色のクオリティ。
今年のベスト・トラック候補の一曲だと思う。
2017年3月13日月曜日
イヴ
【今日の一枚】
Thomas William Hill - Asylum For Eve [Village Green 2017]
英国の3人組ユニットOrigamibiroのThomas William Hillによる1stソロ・アルバム。
人類の進化にまつわる学説ミトコンドリア・イブにインスパイアされて制作されたのだそう。
プリペアド・ピアノを駆使したサウンドというと新作のリリースが目前のHauschkaなんかが連想されるけど、全く引けを取らない個性なのでは。
タイトル・トラックのM7からM8「We May Never Part」への流れなどは実に感動的。
今後の活動から目が離せないポスト・クラシカル・アーティストのひとりだと思う。
今回の作品に関連する映像が見つからなかったので↓はOrigamibiro名義の作品。
2017年3月7日火曜日
虚空
【今日の一枚】
Jesca Hoop - Memories Are Now [Sub Pop 2017]
Iron & WineことSam Beamとのコラボ・アルバム「Love Letter For The Fire」は紛れもなく昨年のハイライトのひとつだったと思うけど、その興奮も冷めやらぬ間にジェスカ・フープのソロがSub Popレーベルよりリリース。
飄々とした佇まいが実にイカしてるし、SSWとしてのクラフツマンシップを堪能させてくれる仕上がり。
一時期のAni Difrancoとかが持っていたような瞬間風速には欠けるにしても、いま旬のフェメイル・シンガーは?と聞かれたら、間違いなくそのひとりに名前を挙げるアーティスト。
ところでプロデューサーを務めたBlake Mills、そろそろ自身のソロにも期待したいトコロ。
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