2013年12月16日月曜日

Selection 2013



01.Hem - The Tides at the Narrows [Departure and Farewell]
02.Hayden - Rainy Saturday [Us Alone]
03.The Appleseed Cast - Cathedral Rings [Illumination Ritual]
04.Forget Cassettes - Lady Lazarus [O CURSA]
05.The Naked and Famous - Hearts Like Ours
06.Daughter - Still [If You Leave]
07.Phosphorescent - Song For Zula [Muchacho]
08.Olafur Arnalds - Reclaim [For Now I Am Winter]
09.Parenthetical Girls - Weaknesses [Privilege]
10.Folly & The Hunter - Moth in the Porch Light [Tragic Care]
11.Husky Rescue - Under Friendly Fire [The Long Lost Friend]
12.Rhian Sheehan - La Boite a Musique [Stories From Elsewhere]
13.The National - Graceless [Trouble Will Find Me]
14.Rue Royale - Tiny Parcels [Remedies Ahead]
15.mum - When Girls Collide [Smilewound]
16.Thomas Dybdahl - But We Did [What's Left Is Forever]
17.Courtney Marie Andrews - On My Page [On My Page]
18.Agnes Obel - The Curse [Aventine]
19.Siriusmo - Petit Cochon [Enthusiast]
20.Diane Birch - Frozen Over [Speak A Little Louder]

2013年12月14日土曜日

Best Albums 2013



Diane Birch - Speak A Little Louder [S-Curve]
Last Days - Satellite [n5md]
The Paper Kites - States [Nettwerk]
Forget Cassettes - O Cursa [Theory 8 Records]
Thomas Dybdahl - What's Left Is Forever [Petroleum]
Olafur Arnalds - For Now I Am Winter [Mercury]
Pretty Lights - A Color Map of the Sun [Pretty Lights Music]
Daughter - If You Leave [4AD]
Siriusmo - Enthusiast [Monkeytown]
Tristen - Caves [Pupsnake Records]



顔憑き



【今日の一枚】



Moonface - Julia With Blue Jeans On [Jagjaguwar 2013]

Wolf ParadeSunset Rubdownのフロントマンとして知られるSpencer Krugのソロ・プロジェクト、Moonfaceの3rdアルバム。
自らの声と弾き語りピアノだけで作られた作品だが、それこそ鬼気迫るテンションのなかに儚げな美しさを感じさせてくれる作品。
今月日本ツアーを敢行した模様。

2013年12月10日火曜日



【今日の一枚】



Lanterns On The Lake - Until The Colours Run [Bella Union 2013]

英国Newcastleの5人組、Bella Unionからの2ndアルバム。
表題曲の疾走感溢れるメロディが際立っているが、アルバム全体としてもリリカルかつアトマスフェリックなムードとエモーショナルでダイナミックなバンド・サウンドが絶妙なバランスで調和している。
LowやYann Tiersenと共演経験もあるのだとか。

2013年12月3日火曜日

エイセイ



【今日の一枚】



Last Days - Satellite [n5md 2013]

不変にして孤高の幽玄音世界。
シネマティックでダイナミック、そしてポエティック。
随所にテクノロジーを駆使していながら、アルバム全体としてのオーガニックな統一感は見事。
ずっと浸っていたくなる音。


2013年11月22日金曜日

腐れ耳



【今日の一枚】



Diane Birch - Speak A Little Louder [S-Curve 2013]

いや、別に見くびっていたワケではないのですが、正直驚きました。
このネーちゃんはインディー畑で燻っているようなタマじゃないですよ。
破格のスケールを誇る本格派にして実力派フィメールSSWでしょう。
英米のチャートで破竹の快進撃を繰り広げているのではないかと思いwikiで見たら、アメリカで最高195位。
このセカンド・アルバムはイギリスや日本ではリリースすらされていないんだそうな。
…やっぱり、俺の耳が腐っているのかな…。

2013年11月18日月曜日

涙とロリポップ



【今日の一枚】



Tristen - Caves [Pupsnake Records 2013]

5年前に彼女がセルフ・リリースしたアルバムは「Teardrops and Lollipops」というタイトルなのですが、このタイトルがそのまま彼女の音楽性をそのまま表現しているかのよう。
ノスタルジックな音だけど、紛れもなく現在進行形。
本名はTristen Gaspadarekだそうですが、読めませんね。

2013年11月6日水曜日

Balance



【今日の一枚】



The Naked and Famous - In Rolling Waves [Fiction Records 2013]

待望のTNAFの2ndアルバムはヴォーカルのバランスという意味ではAlisa Xayalithが主でThom Powersが従に回った格好になっているが、個人的には1stのようにThomがメインでAlisaがサブのほうが彼等の魅力が惹き出せると思えてならない。
決して落胆させられるような内容ではないけど、彼等はこんなモンじゃないでしょう。

2013年11月1日金曜日

手痛ー



【今日の一枚】



tEitUR - Story Music [Arlo & Betty 2013]

デンマーク領フェロー諸島出身のSSWの6作目の作品だそうな。
なんとも発音しにくそうな名前だけど、テイターとかタイターとか日本語表記は統一されてないみたい。
母国のチャートでは何回もベストテン入りを果たしているようで、幻想的で牧歌的なシンフォニック・ポップな音世界はとても味わい深い。
プロデューサーとしても活動しておりSealやCorinne Bailey Raeらビッグ・ネームの作品にも関わっているようで、今作においてもサウンド・プロダクションとかアレンジの完成度が実に高いのはその手腕の片鱗を見せてくれるかのようだ。

2013年10月25日金曜日

推量



【今日の一枚】



The Paper Kites - States [Nettwerk Records 2013]

豪州メルボルンの五人組インディー・フォーク・バンドのデビュー作。
カナダの良質ウタゴコロ・アーティスト量産レーベルNettwerkからのリリース、というだけで、そのクオリティの高さが推し量れるというか。
実際佳曲揃いであります。
それにしてもこのPV、面白いねえ。

2013年10月19日土曜日

別嬪



【今日の一枚】



Agnes Obel - Aventine [PIAS 2013]

コペンハーゲン出身のポスト・クラシカル歌姫、待望のセカンド・アルバム。
欧州各国で絶賛され、数々の賞を獲得したデビュー・アルバムから3年、それが過大評価ではなかったというのを証明するかの如く、静謐な美をたたえた音世界を十分に堪能出来る仕上がりとなっている。
それにしても別嬪やな…。

2013年10月15日火曜日

乖離ー



【今日の一枚】



mum - Smilewound [Morr Music 2013]


今年6月のHostess Club Weekenderで来日したmumの4年ぶりの6thアルバム。
初期の頃に感じたインパクトは無いものの、流石に手堅く仕上げられている印象。
M3「When Girls Collide」みたいな遊び心満載歌謡エレクトロニカ路線、もっとやって頂戴。
最後の曲にKylie Minogueが客演していてちょっと意外な気がしたけど、仲が良いのかな。

2013年10月8日火曜日

オオモノ



【今日の一枚】



Thomas Dybdahl - What's Left Is Forever [Petroleum 2013]

ノルウェーのSSWの7枚目の作品だそうですが、恥ずかしながら名前すら知りませんでした。
でもこのヒトの音楽、滅茶好みッス!!
幽玄な世界観を醸し出しつつソウルフルでもあり、時として鮮やかなまでのポップネスを現出しているあたり、その只ならぬ才能に震撼させられます。
本国ではかなりのビッグ・ネームだそうですが、そりゃそうでしょうなあ。


2013年10月4日金曜日

文脈



【今日の一枚】



Candy Claws - Ceres and Calypso in the Deep Time [Twosyllable 2013]

のっけから思いっきりシューゲイザーな音で口元が緩んでしまう。
ムーブメントから20年以上経過しているにも関わらず、こうやってその精神が継承されていっていると思うと感慨深い。
Rocketshipなんかがそうだったように、シューゲイザーの文脈に則りつつ、このバンドもドリーム・ポップ・バンドとして確固たるオリジナリティを獲得していると言えるのでは。

2013年9月25日水曜日

負けず劣らず



【今日の一枚】



Frightened Rabbit - Pedestrian Verse [Atlantic Records 2013]

結成10年目にしてインディーズのFat Cat Recordsからメジャー・レーベルAtlanticに移籍してリリースされた4枚目。
UKチャート9位をマークしたというから商業的にも成功したようですし、プレスも軒並み高評価のようです。
エモーショナルでリリカル、そしてダイナミックかつ洗練された音。
精力的に各国各地のフェスに参加、ツアーもこなしている模様。
ところでScott HutchisonはNoah and the WhaleのCharlie Finkに負けず劣らずイアン・マカロック声ですな。

2013年9月18日水曜日

激痛



【今日の一枚】



Califone - Stitches [Dead Oceans 2013]

Tim Rutili率いるシカゴのエクペリメンタル・ロック・バンドCarifoneの4年ぶりの7作目。
のっけからTimの渋美声にハートが鷲掴み。
このヒト達もまた、若い頃からルーツ・ミュージックを自分達なりの解釈で追究し続けて、ベテランの域に達して逆に若々しく艶のある音を出すタイプのバンドのひとつだと思う。

2013年9月9日月曜日

Paris, Bruxelles or Chicago?



【今日の一枚】



Rue Royale - Remedies Ahead [Sinnbus Records 2013]

旅する夫婦デュオRue Royaleの3rdアルバムはKickstarter経由で資金調達して制作された模様。
一口4ドルから参加出来るみたいですが2000ドル出すと家まで来てくれてコンサートしてくれるそうな(笑)。
アルバムの出来栄えはというと前作「Guide To An Escape」の衝撃が大きかっただけに、今回はチト期待し過ぎたかなあ、といった印象。
M3「Tiny Parcels」とかは流石のクオリティでありますが。

2013年9月2日月曜日

堂々っす



【今日の一枚】



The Dodos - Carrier [Polyvinyl 2013]

ウタを大切にした真っ当なギター・ロックを標榜しつつも、実は馬鹿テクなふたり。
さりげなくて潔し。

The Dodos & Magik*Magik Orchestra "The Ocean" from Yours Truly on Vimeo.

2013年8月20日火曜日

20人くらい居るらしいです



【今日の一枚】



Mother Falcon - You Knew [Creme Fraiche 2013]

オースティンの大所帯チャンバー・ポップ・バンドの2ndアルバム。
クラシカルな素養がベースにありつつも、良い意味でノリがインディーっぽいというか。
Los Campesinos!とか連想したなー。

2013年8月8日木曜日

カンロク



【今日の一枚】



Olafur Arnalds - For Now I Am Winter [Mercury 2013]


堂々たるモンですな。
25歳にしてこの貫禄、末恐ろしいくらいです。
3rdアルバムにあたる本作においても表題曲はもとより、M6「Reclaim」やM9「Old Skin」など希代の名曲と呼べるレベルの楽曲が並びます。
ポスト・クラシカルのジャンルを超えて幅広いリスナーに訴求出来る逸材でありましょう。

2013年7月30日火曜日

情緒的で甘美



【今日の一枚】



Rhian Sheehan - Stories From Elsewhere [Darla 2013]

ロマンティックでドラマティック、繊細かつ壮大。
美しい。


2013年7月19日金曜日

玉石混交



【今日の一枚】



Parenthetical Girls - Privilege [Marriage 2013]

5枚のEPシリーズ「Privilege」のダイジェスト版ともいうべきアルバム。
2008年の「Entanglements」の大きな感銘を受けて以来特別な存在である彼等、精力的な活動振りは実に頼もしい。
ただ、今作は玉石混交というか、クオリティにバラつきがある印象。
M7「Weaknesses」とか凄い名曲だけどねー。

2013年7月16日火曜日

綺羅綺羅



【今日の一枚】



Owen - L'Ami du Peuple [Polyvinyl 2013]

以前の作品が醸し出していた凄味みたいなものは感じなくなってしまったけど、このヒトは独自の音楽のスタイルをしっかりと確立していて、安心して聴ける。
キラキラ過ぎてちょっと…なんて声も無いでもないようだけど、こんなキラキラな音が出せるオッサン、滅多に居ない、って!
それにしてもこのアートワークは流石にキツい。


2013年7月10日水曜日

読む前に聴く!



【今日の一枚】



Pretty Lights - A Color Map of the Sun [Pretty Lights Music 2013]

Derek Vincent Smith君率いるPretty Lightsのニュー・マテリアル。
自身が「Electro Hip-Hop Soul」と表現しているそうで、聴く前に読むと聴く気が失せそうですが、聴いた後に読んで良かった。
正にそんなカンジの音ですが、凄まじいサウンド・メイキングのセンスと心を惹きつけるメロディの数々に圧倒されましたです。

2013年7月5日金曜日

なぜだか



【今日の一枚】



Tunng - Turbines [Full Time Hobby 2013]

総じてハイクオリティーだとは思うし、好みな音のスタイルなんだけど、何故だか前ほどは揺さぶられない。
次に期待しよ。



2013年6月28日金曜日

そんな



【今日の一枚】



Trophy Wife - Trophy Wife [Moshi Moshi Records 2013]

斬新さとは無縁ながらも、良質なウタモノ・インディー・エレポとして愉しめるオックスフォード出身の三人組のデビュー・アルバム。
曲もサウンドも丁寧に作りこまれている印象。
このアルバムでプロジェクトは終了し、他の事をやる、なんて言っているらしいけど、そんなこと言わずに続けて頂戴。

2013年6月24日月曜日

Who?



【今日の一枚】



Coma Cinema - Posthumous Release [Folk & Spoon 2013]

Elvis Depressedlyなんていう名義でも活動しているというMat Cothranの4枚目のアルバム。
今回初めて聴きましたが、よく有るタイプのローファイ・インディー・ロックだけど、なかなか聴かせてくれるし、誰かに似ているな、誰だっけ?なんて思いつつ聴きこんでいくうちに思い出しました。
Sparklehorseです。
寂れたポップネスというべき音の佇まいにとても近しいものを感じるのです。
本人はそんな意識は全く無いかも知れませんが、是非ともMatt氏には今は亡きMark Linkousの魂を引き継いでいって頂きたいものであります。