2019年3月25日月曜日
試聴会
【今日の一枚】
The Cinematic Orchestra - To Believe [Ninja Tune 2019]
今年で結成20周年を迎える英The Cinematic Orchestraによる12年ぶりの4thアルバム。
全8曲で1時間近い収録時間という事で長尺なトラックが並ぶが、ジャム・セッション風とは程遠く各々の曲が綿密・周到に作りこまれている印象。
今年のJames Blakeの新作にもフィーチャーされていたMoses Sumneyをはじめ豪華ゲスト・ヴォーカル陣が名を連ねているなかでもM2「
A Caged Bird/Imitations of Life」のRoots Manuvaのパフォーマンスが突出しているように感じられた。
本作のリリースに先駆けこんなイベントも開催された模様。
2019年3月15日金曜日
ブルーの
【今日の一枚】
Bruno Bavota - RE_CORDIS [Temporary Residence Ltd. 2019]
ナポリ出身のピアニストBruno Bavotaが米NYのTemporary Residenceよりリリースした作品。
これまで発表してきた5枚のアルバムから9曲をチョイスし再録したものに2曲の新曲を加えて完成に漕ぎ着けた模様。
シンプルなピアノの旋律を軸にアンビエント・ノイズのアレンジを施しつつ、曲によってはアコースティック・ギターを前面に打ち出している。
個人的には情熱的なストリング・サウンドが印象的なM10「Il dito si muove sul vetro appannato」に強く感銘を受けた。
2019年3月8日金曜日
灰
【今日の一枚】
Little Simz - GREY Area [Age 101 2019]
英国新世代フィメイル・ラッパーによる3rdアルバム。
ThundercatをはじめChronixx、Little Dragon、Michael Kiwanukaといった豪華ゲスト陣が脇を固めて繰り広げられるヒップホップ・サウンドは痛快極まりない。
曲ごとに様々な表情を見せながらアルバムの統一感が保たれているのはプロデューサーを務めたInfloの力量に依るトコロも大きいのだろう。
トリッキーな唱法も大胆に導入されていながら安定感に溢れるパフォーマンスは実に見事。
2019年3月5日火曜日
Papercraft
【今日の一枚】
Cass McCombs - Tip of the Sphere [ANTI 2019]
4AD、Dominoと有力インディー・レーベルを渡り歩いてきた米国人SSWが前作に引き続きANTIレーベルよりリリースした9作目のフル・アルバム。
地味渋だが味のあるサウンドを奏でる実力派のひとりで、新作間近なKevin MorbyやDamien Jurado辺りに近しい雰囲気も。
前作でコラボしていたBlake Millsは今作は参加していない模様。
フィジカル版に付録されているペーパークラフトのナレーションをRobyn Hitchcockが担当しているらしく吃驚。
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