2009年11月9日月曜日

無音の世界

或る日、少年野球の練習に向かう息子を連れていこうと二人で車に乗り込んだトキのハナシ。
ワタクシの車にはiPod用の端子などという気の利いたモノは装備されておりませんので、シガーソケットに繋ぐ安物のFMトランスミッターを利用しているのですが、何故か音が出ない。
カーステレオの音量を上げても、トランスミッターを繋ぎなおしても駄目で、何世代か前のiPodということもあって「壊れたかなあ」なんてブツブツ言っておると息子がボソリと一言。

「本体の音量が小さいんじゃないの?」

…こりゃまた失礼しました。
仰る通りで御座います。

その後の車中で息子が「これには『キセキ』は入ってないの?」と聞いてくるので、入っていない、と答えたうえで、「今はママが駄目、って言うからiPhone買えないけど、買ったらコレあげるよ」と約束致しました。
その後むかしパパが子供だった頃にはレコードが主流で、それからCDになって、なんてハナシをしながら野球場へ向かったワケでありますが、思い返すと凄い技術革新の歴史だったのだなあ、と妙にしみじみしてしまいました。



Shannon Wright - Honeybee Girls [Vicious Circle 2009]

独特の切迫感は健在。