2013年6月4日火曜日

旅立ちと別れ



【今日の一枚】



Hem - Departure and Farewell [Hem 2013]

アルバム・タイトルからして「Departure and Farewell」だし、「Traveler's Song」や「Last Call」、「So Long」なんてタイトルの曲が並ぶHemの新作は「旅」がテーマのようだ。
正統派トラディショナル・インディー・フォーク、なんて書くと取って付けたみたいで陳腐な表現になってしまうが、確かな演奏技術と高いソング・ライティング能力に裏打ちされたこのバンドの音楽は正に旅の郷愁を感じさせてくれる。
「The Tides at the Narrows」のアルペジオなどはそれこそ絶品。
派手さやきらびやかさとは無縁ながら、じっと浸っていたい音。