2014年9月16日火曜日

Self Titled Album



【今日の一枚】



Ryan AdamsRyan Adams [Pax AM 2014]

このヒトについてはソロ名義のデビュー・アルバム『Heartbreaker』(2000年リリース)が最高傑作だと今もって思っているワケでありますが、多作な反面ムラっ気があるというか、駄作も少なくなかったりします。
しかしながらセルフ・タイトルの14枚目(14年で14枚!)の今作はなかなかの力作と呼べる仕上がり。
相変わらずの王道泥臭骨太ヴィンテージ・ロックですが、個人的にはポール・ウェスターバーグなんかと並んで、こういう路線で居心地の悪さを感じさせずに聴かせてくれる数少ないミュージシャンのひとりです。
楽曲単位でいうとM8「Feels Like Fire」やM10「Tired of Giving Up」あたりのウタゴコロ溢れるトラックに特に感銘を受けました。
ところで↓の動画の2曲目「Kim」のアルバム・ヴァージョンのギター・ソロがこのうえなく恰好良いんですが、クレジットを参照しますればこの曲にゲスト・ギタリストとしてジョニー・デップが参加しているとの事。
もしあのソロを弾いているんだとしたら、ギタリストとしても、かなりの腕前ですなあ。