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【今日の一枚】
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Quentin Sirjacq - Far Islands and Near Places [Schole / Karaoke Kalk 2016]
Dakota Suiteとの共演でも名高い仏人ピアニストの3作目のソロ・アルバム。
元々フランス語で撫でること、という意の「La Caresse」と名付けられていたそうだけど、正に彼の奏でる音の感触を言い表しているように思える。
デリケート極まりないサウンドでありながら、オーガニック&パーカッシブな印象をも抱かされる。
ポスト・クラシカル百花繚乱ともいうべきシーンにおいても独特の存在感を放っている稀有なアーティストのひとりなのでは。
アートワークが写真ではなく彼の幼馴染が書いた絵だというのにも驚かされた。