【今日の一枚】
Erika De Casier - Sensational [4AD 2021]
デンマークのコペンハーゲンを拠点に活動するエリカ・ド・カシエール、2019年のデビュー作「Essentials」に続くセカンド・アルバムは4ADレーベル移籍第一弾となった。
セルフ・リリースだった前作に比べると、微かに感じられた猥雑さみたいなものが後退して、ちょっと洗練され過ぎたプロダクションになったようにも思えたが、繰り返し聴き込むうちにコレはコレでありのようにも思えてきた。
ただ、今後まだまだ表現者としての伸びしろは残しているようにも思える。
オープニング・トラックの「Drama」やM12「Busy」で聴かれるギター・アルペジオの旋律も印象的だが個人的にはラスト・トラックの「Call Me Anytime」のミニマルかつ幻想的なムードに心奪われた。