2021年11月1日月曜日

カルロス









 

【今日の一枚】













Helado Negro - Far In [4AD 2021]

エラード・ネグロことRoberto Carlos Langeの2年振り8枚目のソロ・アルバム。

Scott HerrenのSavath & Savalasへの参加やJulianna Barwickとのコラボレーションでも知られる彼、初期の作品はSufjan Stevens主宰のAsthmatic Kittyレーベルからリリースしていたがその後RVNG Intl.に所属、今作が4ADへの移籍第一弾となった。

もとは耽美派レーベルとして名高い4ADだが、レーベル・カラーがぐっと多様化した昨今を想うと彼のようなアーティストにはうってつけのように感じられた。

エクアドル移民のルーツを持つエラード・ネグロ、楽曲によって英語とスペイン語を使い分けているが全然違和感は感じられず、作品の統一感は損なわれていない。

先行リリースされたM2「Gemini and Leo」の飛びぬけたポップネスが痛快だし、ディープなサウンドのM10「Brown Fluorescence」も印象深いが、彼の美声が堪能出来るアコースティックなM11「Wind Conversations」に特に心奪われた。