【今日の一枚】
Cassandra Jenkins - An Overview on Phenomenal Nature [Ba Da Bing Records 2021]
NYブルックリンを拠点に活動するフィメイルSSWのセカンド・アルバム。
全7曲30分強の小品で、派手さとかきらびやかさとは全く無縁な作風だが、数々のレビュー・サイトで絶賛され、昨年のベスト・ディスクの一枚として多くの方が選んでいたのはそのクオリティの高さの証左であろう。
リード・トラックのM3「Hard Drive」を聴くにつけ、ルー・リードの魂は、確かにここにも息づいているのだな、と実感させられた。
アルバムの最後を締めくくるのはフィールド・サンプリングが印象的なインストゥルメンタル「The Ramble」で独特の浮遊感がなんとも心地良い。
昨秋には今作のアウトテイク&デモ作品もリリースされている。