【今日の一枚】
Nilüfer Yanya - PAINLESS [ATO 2022]
記憶が正しければ最後に観たライブはこのNilüfer Yanyaの2019年12月の初来日公演だ。
元映画館を改築したShibuya WWW Xで観た彼女は思いのほか小柄で華奢だったが、爆音ギターを掻き鳴らし、ドスの効いた低音ヴォイスで歌いまくる姿に大層感銘を受けたものである。
そんな彼女が3年ぶりにリリースしたセカンド・アルバムだが、オープニングの「the dealer」からして痛快至極だ。
疾走感溢れるギター・ストロークにメロディアスかつクールなヴォーカルが本当に素晴らしい。
M6「midnight sun」なんかも緩急の付け方が絶妙で轟音ギターのウォール・オブ・ノイズが正にカタルシス。
シンプルなアレンジながらメロディが印象的なM9「company」や軽快なリズム・トラックに乗せて紡がれるM11「the mystic」も味わい深い。
また来日公演が実現する日が来たら是非とも足を運びたいものだ。