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【今日の一枚】
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Rufus Wainwright - Unfollow The Rules [BMG 2020]
ルーファス・ウェインライトはカナダ人のイメージが強いけど、実際にはアメリカ生まれカナダ育ちで二重国籍なのだとか。
そんな彼も1998年のアルバム・デビュー以来二十数年のキャリアを誇り、今週誕生日を迎え47歳になるそうだ。
デビュー当時からゲイを公言していたルーファス、なんと故レナード・コーエン翁の娘さんに代理母を依頼し生まれた娘さんをドイツ人のパートナーと一緒に育てているというのだから吃驚。
しかし父ちゃんがルーファス・ウェインライトで爺ちゃんがレナード・コーエンって凄すぎる…。
9作目にあたる今作はプロデューサーにミッチェル・フルームを迎え、レコーディングには今年素晴らしい作品を発表したBlake Millsも参加。
自身を体現したかのようなタイトルの「Romantical Man」や悲壮感漂う壮大なアレンジが印象的な「Early Morning Madness」など聴きドコロ満載のうえ、何よりも彼自身の「声」が本当によく出ていて全く衰えを感じさせない。
今年のフジ・ロックにも来日予定だったそうで、いつかコンサート・ホールで彼の声を堪能してみたいものである。