【今日の一枚】
Stefano Guzzetti - Lumen [2020 Editions 2021]
2018年のイタリア文化会館でのフリー・コンサートが実に感動的だったStefano Guzzettiのニュー・アルバム。
その旺盛な活動意欲により数々のアーティストとのコラボレーションやピアノ・ソロ作品をリリースしている彼だが、あの時のコンサートがStefano Guzzetti Ensembleというスタイルで自身のピアノとストリングス三重奏というフォーマットだったように、やはりこの組み合わせが一番しっくり来ているように感じる。
そういう意味では今作は2016年のアルバム「Leaf」と対を為す位置づけと言えるのかも知れない。
どちらかというとピアノよりストリングスを前面に打ち出したアレンジの佳曲がならぶなか終盤にストリングスのみの「Tempest」で盛り上がってピアノ主体の「Bubble (for Vaughan)」で締めるという構成となっている。
それはそうとアートワークが90年代4ADっぽいなあ、と思っていたら、実際に数多くの4AD作品を手掛けたChris Biggの手によるものだそう。