【今日の一枚】
Aimee Mann - Queens of the Summer Hotel [SuperEgo Records 2021]
エイミー姐さんも1960年生れという事で還暦なんですな。
しかし4年振りのリリースとなったこの新作アルバムを聴くにつけ、全く衰えを感じさせず、むしろその堂々たる貫録に圧倒される思いが。
'Til Tuesdayのデビューから40年近く経過するなか、まだまだこれから、を期待させてくれるのは凄いの一言。
メロディも冴え渡り、声も艶がありまくり。
作品の当たり外れがないアーティストだというのは衆目の一致するところだけど、これは2000年の「Bachelor No. 2 or, the Last Remains of the Dodo」に匹敵する傑作なのでは。
ホーンを多用したミュージカル風のアレンジもハマっているが、元々は映画「Girl, Interrupted(邦題は17歳のカルテ)」の原作の舞台化のために書き下ろした楽曲をベースに作られた作品なのだとか。
作品の制作にあたってはこれまた盟友的存在のPaul Bryanがいつも通りの良い仕事ぶり。