2022年2月14日月曜日

滋味











 

【今日の一枚】













Jana Horn - Optimism [No Quarter 2022]

どちらかというと地味で渋い音を好んで聴くほうだとは思うのだけど、ちょっと聴いて「これは流石に地味渋過ぎるだろ」と思ってリピートしなかったのが、評判が良いので「やっぱちゃんと聴いてみるか」と聴きはじめ、繰り返すうちに「やっぱコレいいわ」なんて事になるパターンは少なくなかったりする。

このテキサス州オースティンのフィメイルSSW、Jana Hornの1stソロなんかは正にそんな感じだ。

2020年にセルフ・リリースしていたのをフィラデルフィアのNo Quarterレーベルが今年再販という経緯のようだ。

Jana自身もメンバーとして参加するKnife on the Waterのメンバーを中心にオースティンの音楽仲間がバックをつとめ制作が進められた模様。

Raymond Carverの文学に心酔し、Leonard Cohenから多大な影響を受けたそうだが、聴きこむ程に装飾を削ぎ落したミニマリスト的なアプローチが染み渡ってくる。