【今日の一枚】
SOAK - If I Never Know You Like This Again [Rough Trade 2022]
北アイルランドDerry出身のSOAKことBridie Monds-Watsonの3rdアルバム。
今まで知らなかったけど、SOAKというのはSoulとFolkを掛け合わせているらしい。
何年か前に彼女がデビューしたのと前後してノルウェーのSigridやAURORAも登場してきて、素晴らしい作品を発表しており、欧州インディー・シーンの黄金世代だな、なんて感想を持ったものだけれど、奇しくも3人とも今年新作をリリースしてくれた。
ただノルウェー勢の二人の作品がガッカリさせられたという程ではないにしても、正直あまりピンと来なかったのに比べ、このSOAKの3rdは正に期待通りの出来栄え。
先行シングルとなったM2「last july」の爆音ギターなんて、それこそ鳥肌モノ。
90年代ギター・ロックを意識して作られたそうだが、個人的にはエモっぽい音だなと感じていて、M5「red-eye」なんかはメロディが激アツだ。
それにしてもSOAKの声って本当に少年が歌っているように聴こえるけど、Rickie Lee JonesやThe Innocence MissionのKaren Perisなんかが幾つになっても少女のような歌声を聴かせてくれているように、SOAKもずっとこの少年のような声で歌ってくれるんだろうなあ。