【今日の一枚】
Natalie Evans - Movements [Small Pond 2022]
英国ケント州出身でロンドンを拠点に活動するフィメイルSSWのセカンド・アルバム。
2018年のデビュー作は話題を呼んで日本でもアートワークを変更して発売もされたが、音楽歴は長く、最初のEPのリリースは2010年に遡る。
その魅力的な声と歌唱で数々のバンドの作品にゲスト・ヴォーカルとして参加している。
本人もインタビュー等でマス・ロックからの影響を公言しており、フェスに参加したりもしている事を思うと、今回の作品がスケール感溢れるバンド・サウンドになる可能性も無きにしも非ずと思っていたが、実際にはかなりインティメートな雰囲気のアコースティック作に仕上がっている。
全ての作曲・アレンジ・演奏を彼女自身が手掛けており、ゲストは弦楽器とドラムの二人のみ。
実力から言っても大手インディー・レーベルへの移籍も十分有り得る筈だが、前作に引き続きブライトンのSmall Pondからのリリースとなっているのも、強い拘りと愛着があるのだろう。