【今日の一枚】
Anna Butterss - Activities [Colorfield Records 2022]
豪州Adelaide出身で現在はLAを拠点に活動するベーシストのソロ・アルバム。
セッション・ベーシストとしての彼女の経歴は驚く程に華麗きわまりないもので、これまで共演したミュージシャンはMakaya McCravenにAimee Mann、Phoebe BridgersやBright Eyes、といった大物が目白押しだ。
そんな彼女が手掛けたソロ・アルバムは豪華客演陣を迎えて制作されたものではなく、全ての作曲を彼女自身が手掛け、アルト・サックスとパーカッションにゲストが参加した以外は全てのインストゥルメントを彼女自身が演奏している。
ベースが主役の楽曲が多いと言えばそうなのだけど、いかにもベーシストが作りました、という作品になっていないのも興味深い。
様々なスタイルの楽曲が並び多様性がありつつもアルバムとしての統一感が感じられるのも素晴らしい。
おそらくこれからも様々なミュージシャンから引っ張りだこ状態が続いていくのだろうけど、またソロも出して欲しいと願う次第。