【今週の一枚】
Magalí Datzira - Des De La Cuina [Bankrobber 2023]
マガリ・ダッチラと読むそうだ。
彼女はバルセロナ出身のダブル・ベース奏者にしてシンガー・ソングライターで今作がソロ・デビュー作となる。
バルセロナのサン・アンドレウ公立音楽学校で生まれ、数々の若手ミュージシャンを輩出したSant Andreu Jazz Bandに所属、シンガー、ベーシストとして歴代フロントウーマンに名を連ねており、サックス奏者の実兄Iscle DatziraとDatzira Brothersとしても活動している模様。
冒頭の「Riu (Intro)」の激渋ベース・サウンドに震撼させられるが、作品全体の印象は良質なアコースティック・ウタモノ・アルバムで、カタルーニャ語・スペイン語・英語にポルトガル語と実に様々な言葉で歌われているが、見事に調和している。
12曲30分弱の収録時間はチト短いような気もせんでないにしても、紛れもない充実作だと感じられた。