【今週の一枚】
yMusicの創設メンバーでトランぺッター・プロデューサーのCJ Camerieriによるソロ・プロジェクトのセカンド・アルバム。
前作に引き続きリリースはJustin Vernon、Aaron Dessner、Bryce Dessnerにより設立されたレーベル37d03dより。
1stにも参加していたJustin Vernonが今作でもゲストで招かれており、昨年佳作ソロを出したSean Careyがドラムを叩いているのも嬉しいが、M5「More and More」でEdie Brickellがフィーチャーされているのが注目される。
夫君のPaul Simon作品への参加でも知られるCJだが、そんな縁がこのコラボレーションに繋がったのだろう。
プロデューサーは前作に引き続きRyan Olsonが担当。
アルバム全体を通して流麗優美なホーン・オーケストレーションと実験精神溢れるトラック・メイキングを堪能出来るが、そんななかでもMike Noyceをボーカルに迎えたM8「A Void」が出色の出来だと思えた。