2024年1月15日月曜日

オプティミズム











 

【今週の一枚】













Penguin Cafe - Rain Before Seven...[Erased Tapes 2023]

Arthur Jeffes率いるPenguin Cafeの4年ぶりのニュー・アルバム。

コロナ禍をきっかけに伊トスカーナに家族で移り住み、彼の地で構想を練り上げ作品作りが進められた模様。

バンドのベーシストが共演したセネガルのアーティストから譲り受けたというパラフォンという木琴をはじめメロディカやウクレレ、クアトロなど多彩な楽器が演奏に使用され、作品に独特な雰囲気を醸し出している。

共同プロデューサーにはErased Tapesの主宰者であるRobert Rathsが名を連ね、リズム面でのアプローチに大いに貢献したようだ。

オプティミズムが作品の大きなテーマのひとつらしいが、その象徴ともいえるトラック「Galahad」には大いに感銘を受けた。

アルバム・タイトルは英国の古い諺「Rain before seven, fine before eleven.7時前の雨は11時には晴れる(そのうち良くなる)」から採られたものなのだとか。