【今週の一枚】
Katy Kirby - Blue Raspberry [Anti- 2024]
2021年の1stアルバム「Cool Dry Place」が好評を博したテキサスのフィメイルSSW、Katy Kirbyの3年ぶりの2ndアルバムはANTIレーベルへの移籍第一弾となった。
何と言っても先行して公開されたリード・トラック「Cubic Zirconia」が突出して素晴らしい。
中盤のM6「Drop Dead」からM7「Party of the Century」にかけての流れも味わい深いし、続くM8「Alexandria」は重厚感溢れるサウンドで異彩を放っている。
グランジ感のあるノイジーなギターのストロークで歌われるラスト・トラック「Table」の飾らない雰囲気も好印象だ。
フィービー・ブリージャーズなんかが引き合いに出されたりしているが、ソロ転向後のエイミー・マンなんかも近しい雰囲気を感じさせられた。
それにしてもこれまた水面アルバムなんだよなあ。