【今週の一枚】
JFDR - Museum [Houndstooth 2023]
アイスランド、レイキャビクのアーティストJófríður Ákadóttir(ヨフリヅル・アウカドッティル)のソロ・プロジェクトJFDRの3rdアルバム。
双子のÁsthildurと姉妹で結成したバンドPascal Pinonでシーンに登場した時はまだ14歳だったというのにも驚かされるがそれから十数年の間に様々な形で12枚のアルバムをリリース、数々の著名アーティストとコラボレーションしている。
直近でいうとOlafur Arnaldsの「Back To The Sky」の客演が挙げられるだろうが、これは本当に感動的な作品だった。
JDFR名義では2020年の「New Dreams」以来3年ぶりの今作、レーベルもKrunkからHoundstoothへ移籍している。
まあこのヒトは大きく外す事はないだろうなと思いつつ聴き始めてみたが、やはりこちらの期待通りの全編にわたって極上のメランコリック・ワールドが展開されている。
先行してリリースされたオープニング・トラック「The Orchid」、それに続く「Life Man」、「Spectator」と冒頭の3曲からして掴みは完璧だが、唯一のインsトゥルメンタル「Flower Bridge」も驚くほどに美しいし、終盤のM8「February」も泣かせてくれる。
Ólafur Arnaldsと一緒に来日してくれたりはせんモンだろうか。