【今週の一枚】
Fever Ray - Radical Romantics [Rabid Records 2023]
Karin Dreijerのソロ・プロジェクトFever Rayの3rdアルバム。
まあこの方の露悪趣味みたいな傾向は今に始まった事ではなにしても、それにしてもあんまりと言えばあんまりなアートワーク。
こういうセンスが良いというファンも一定数居るとは想定されるけど、正直付いていけん。
暴走気味のビジュアルに対し音のほうはというと、今までの作品のなかでも一番聴きやすく仕上げられている印象。
変態ストレンジ・ダンス・ミュージックの要素も残されているものの、かなり耳障りの良いダーク・エレクトロ・ポップだと思えた。
先行シングルとなったオープニングの「What They Call Us」もそうだしM7「Carbon Dioxide」なんかも実に完成度の高いポップ・ソングと言えるだろう。
今作の製作には兄のOlof Dreijerも参加しているがNine inch NailsのTrent Reznorがその名を連ねているのも注目される。