【今週の一枚】
Lauren Auder - the infinite spine [True Panther Records 2023]
アートワーク見ててっきり耽美派ゴス系の女性アーティストかと思い込んで聴き始めたら野太いバリトン・ヴォイスで吃驚。
Lauren Auderはロンドンを拠点に活動する25歳のシンガー・ソングライター、プロデューサーで今作がデビュー・アルバム。
英国Watford生まれで幼少期を南仏Albiで過ごした経歴の持ち主であり、両親は音楽ジャーナリストで父親がKerrang!、母親がNMEに勤務していたそうだ。
なんだか浮世離れした音楽性を連想していまうビジュアル・イメージだけれど、オーセンティックなバロック・ポップであり、その歌唱スタイルからオーケストラル&シアトリカル・エモという形容も出来るように思える。そのエネルギッシュ極まりない咆哮は去年衝撃的なデビュー作をリリースしたBrakenceことRandy Findellにも引けを取らないレベルと感じたし、CursiveやThe Good Lifeで活動するTim Kasherなんかを連想させられたりもした。
このスケール感溢れる壮大なサウンド、ライブではどう再現するのか想像するのも愉しい。