【今週の一枚】
Idaho - Lapse [Arts & Crafts 2024]
いやあ、驚いた。
あのIdahoの新作が13年ぶりに突如リリースされたのだから。
てっきり活動停止状態だと思い込んでいたし、前作「You Were A Dick」の時も「6年間もナニやってたんだよう」なんて呟いていたくらいだったのだ。
90年代後半から2000年台前半にかけてスロウコアのシーンが隆盛で、このIdahoをはじめMark Kozerek率いるRed House PaintersやJason MolinaのSongs: Ohiaあたりは特に熱心に愛聴していたモノである。
フル・アルバムちしては9作目にあたる今作だが、長過ぎるブランクが一体何だったのかと思える程に、良い意味で「変わっていない」。
フロントマンのJeff Martin以外はメンバーの入れ替わりが激しいバンドだが、現在はRobert FronzoとJeff Zimmittiとのトリオ編成で活動している模様。
過去にはあのJoey Waronkerもメンバーとして名を連ねていた事もあったようだ。
抑制的なアレンジでありながらも、非常にエモーショナルでダイナミズムも感じさせてくれる音楽性は決して古びてはいないし、まだまだこれからの活動にも期待したいと思う。
というかRed House Paintersも突如再結成したりしてくれんかなあ。