【今週の一枚】
Nala Sinephro - Endlessness [Warp Records 2024]
カリブ系ベルギー人アーティストNala Sinephroの3年ぶりの2ndアルバム。
アンビエント・ジャズの旗手として賞賛を集める彼女、モジュラー・シンセとハープを駆使してオリジナリティの塊のような音世界を確立している。
black midiのMorgan Simpson、Ezra CollectiveのJames Mollison、Nubya Garciaの他、新世代UKジャズ・シーンの担い手が多数ゲスト参加した今作、正に旬のアーティストとして確固たる地位を確立していることの証左と言えるのではないだろうか。
全10曲45分の収録時間で構成される本作、トラック名は「連続体」を意味する「Continuum」の1から10で統一されている。
今月25日にはめぐろパーシモンホールにて初来日公演が予定されており、是非足を運びたいところではあるが、気が付いたら完売御礼。
こないだClaire Rousayの前座で観たphewの轟音アンビエント・ノイズにも大いに感銘を受けたけれど、このNala Sinephroもライブ空間でその唯一無二の音世界に身を委ねてみたいものである。