【今週の一枚】
Oklou - choke enough [True Panther Sounds 2025]
Oklouはパリ出身のプロデューサー、SSWの Marylou Maynielによるソロ・プロジェクトで今作がデビュー・アルバム。
自身に加えてCasey MQ、Danny L Harle、A. G. Cookといった面々がプロデューサーに名を連ねている。
これまで彼女はOneohtrix Point NeverやCaroline Polachekのサポート・アクトを務め、MuraMasaとコラボーレートした事もある模様。
今回の作品に先駆けて「For The Beasts」と「The Rite Of May」という2枚のEPをリリースし注目を集めた彼女、それから7年の歳月を経て待望のフル・レングスを発表した。
昨年傑作を出したBecky and the Birdsも然りで英語圏以外の出身でありながら全編英語詞で憂いを帯びたエレポップを展開しており、ワールドワイドを視野に活動する気概が感じ取れる。
underscoresをフィーチャーし、先行シングルになった「harvest sky」も素晴らしいが、なんといってもタイトル・トラックの「choke enough」のクオリティが突出しているように感じられた。
Oklouというネーミングは「オクロウ」と読んでしまいそうになるが、正しくは「OK、ルウ」だそう。