【今日の一枚】
ROSALÍA - MOTOMAMI [Columbia 2022]
ROSALÍAの存在を意識するようになったのは4ADのバンドDaughterのボーカリストElena TonraがEx:Reのアルバムをリリースした際のインタビューで彼女の事を激賞していたのがきっかけで、その後James Blakeの2019年のアルバム「Assume Form」収録の「Barefoot in the Park」の客演がとても印象的だったのに始まり、その後もTravis ScottやBillie Eilish、Arcaといった名だたるビッグ・ネームとのコラボ作を次々とリリースし続けて正に「時の人」状態で、常に話題を振りまいてくれていたところに4年振り、待望の新作アルバムが発表された。
最初にアートワークを見たときはそれこそ呆気に取られたというか、「誰も止めなかったのか」というのが正直な感想だった。
それに輪をかけるかのように音の中身もブッ飛んでいる。
M4「Bulerías」やM11「Delirios de Grandeza」あたりに顕著だが、このヒトはオーセンティックな伝統音楽のフィールドだけでも十分通用する実力の持ち主なのは間違いないけど、本人はそんな気はさらさらないんだろう。
とにかくアルバム一枚を通じて「攻めまくっている」印象だ。
ここまでやりたい放題でメジャーのチャートを席捲しているなんて、ホント痛快すぎる。