【今日の一枚】
Florist - Florist [Double Double Whammy 2022]
Emily A. Sprague率いるブルックリンのインディー・フォーク・バンドの3年振りの4thアルバム。
前作「Emily Alone」はバンド名義ではあるものの実質的にソロ・ワークだったワケだが、今作は2019年の夏にメンバー4人がHudson Valleyのコテージに集結、1か月にわたって共同生活を営みながら録り続けられた音源がベースとなっている模様。
全19曲1時間近い本作はM2「Red Bird Pt. 2 (Morning)」やM16「Dandelion」といったEmilyのフィンガーピッキングの弾き語りをメインにしたアンビエント・フォークは勿論の事、インストゥルメンタル作品も多く収録されており、全体の統一感も見事だ。
アレンジは本当に抑制的なのだけれど、M11「43」やM18「Feathers」などを聴くにつけバンド・サウンドの醍醐味を感じた次第。
2020年にソロとして初来日を予定していたEmilyだが、コロナ禍によりキャンセルとなっており、ようやく今年10月に長野で開催されるフェスに参加予定なのだそう。