ゴルフをする方にしかワカらんネタで恐縮ですが、ゴルフ中継を観ていたワタクシの横で他事をしていた女房がポツリと一言。
「武田鉄矢ってゴルフの解説もするの?」
ははははは、確かに戸張捷氏と声がそっくりです。
Bat For Lashes - Two Suns [Parlophone 2009]
適度にエキゾチックにしてシアトリカル、ちょっぴりゴスも入っててどこかミステリアス、そしてなによりポップ。
終盤多少息切れ気味な気もしないでないけど、総じてソングライティングのレベルは高く、特にM6「Siren Song」なんかは圧巻。
俺ぁ幾つになってもこういう音楽が好きで居続けるんだろうなー。
溝口 敦 - 食肉の帝王 同和と暴力で巨富を掴んだ男 浅田満 [講談社プラスアルファ文庫]
浅田が成功者であることは間違いない。だが、とはいえ、彼は世の尊敬を一身に集める英雄ではあるまい。浅田自身がそのような願望を、カネの次は名誉だなどと願ったことはないだろう。彼には才覚があり、抜け目が無く、人の心理を読み、事業に十分すぎるほどの適性を持っていたことは疑いない。だが、彼が蓄えた富を人は讃仰するだろうか。何かどこかに不正の臭いを嗅ぎつけ、顔をそむけるか、退けるかだろう。もちろん利益のお裾分けに与ろうとする者たちは彼に近づく。それが彼等の仕事だからだ。
浅田と彼の富が漂わせるある種のいかがわしさの半分は彼のせいではない。部落解放同盟に籍を置く者たちは何をやっても自由、払うべきものを払わなくても自由という「聖域」を許した官僚エリートの臆病と事なかれ主義、バラ撒き行政が浅田にど外れた富を許し、同時にその富を汚したのだ。
こんな化け物じみたフィクサーはもう日本の社会には存在し得ないんじゃなかろうか。